好きな人のセフレになって4年…ラブホの上野さんが本命になりたい女子へアドバイス・後編
目次
厳しくも優しいアドバイスすることで有名なラブホの上野さん。
今回は「好きな人のセフレになって4年、本命になるには何が足りないの?」と悩む20代の女性に向けて、上野さんがアドバイスを送ります。
「好きな人のセフレになって4年…ラブホの上野さんが本命になりたい女子へアドバイス・前編」を読む
思い込むために「御心に沿う行動」を取っているのでは?
またプロテスタントの話になりますが、「俺は神に選ばれている側の人間のはずだ」と思い込んだプロテスタントはどんな行動を取ったのか。
「選ばれている人間であると思い込むために、神の御心に沿う行動」を取ったので御座います。
それでは、「いつか本命になれる」と思い込んだご質問者様はどんな行動を取ったのか。
「本命になれる人間であると思い込むために、彼の御心に沿う行動」を取ったのでしょう。
大変失礼ながら、今回のご質問文に書かれているご質問者様の行動は、あまりにも異常であると言わざるを得ません。
セフレであると自分で認めておきながら、自分は彼の本命になれる前提で話をしている。
それどころか、彼と結婚できることすら前提になっている節が御座います。
さらに彼の行動に対しては、全て事実を曲解し、極めて彼にとって都合の良い解釈をしていると言わざるを得ません。
彼は悪い人ではない。ただ少し病なんだ。
ご質問者様は彼に何をされても、そう解釈をしております。
しかし、それは「彼が悪人であっては困る」というご質問者様の願いなのではないでしょうか。
「彼は良いことをするから、彼は善人である」というのが普通の理屈でしょう。
しかし、ご質問者様の理屈は「彼は善人であるから、彼の行動は良い行動である」となっているとしか思えません。
どれもこれも、因果が逆転しているので御座います。
本質的な部分でも因果の逆転が起こっているはず
「彼は〇〇だから結婚してくれる」が普通の理屈。
しかし、ご質問者様の理屈は「彼は結婚してくれるから、彼の行動は結婚につながっている」となっています。
「彼は良いことをするから善人である」が普通の理屈。
しかし、ご質問者様の理屈は「彼は善人であるから、彼の行動は善行である」となっています。
どれもこれも因果の逆転なのです。
夏になればアイスが売れることはあっても、アイスを食べると夏になることは御座いません。
そして、恐らくその因果の逆転は、今回の問題の最も本質的な部分でも恐らく起こっていることでしょう。
「彼のことが好きだから、彼を許す」
「彼のことが好きだから、彼と結婚したい」
ご質問者様は、心の底からこう言えるでしょうか。
心に何の引っかかりもなく、今の2つの言葉が言えるでしょうか。
それではこれはどうでしょう。
「彼のことが好きだから4年も待った」
この言葉が言えますか?
きっと言えない。言えたとしても心に引っかかりが残っているのではありませんか?
「4年も使ったのだから、彼のことを好きでなければならない。」
この言葉を、心の底から否定出来ますでしょうか。