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3分間で、オンとオフを切り替えるボディーワークプログラム、究極のひと休みを体験。

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新型コロナウイルスで、ニュースタンダードが確立された今、仕事の合間の「ひと休み」もアップデートする必要があります。そんな「究極のひと休み」をご紹介。今回は、BREATHER株式会社が主催する、座ったまま3分でできるボディーワークプログラム「究極のひと休み」の体験会にオンラインで参加してきました。

“ひと休み”をアップデートするためのプログラム

“ひと休み”をアップデートするためのプログラムということで、具体的にはどのような取り組みなのでしょうか。

BREATHER株式会社について

BREATHER株式会社は普段、ブリージングデバイスの「ston」の開発を行い、頑張る人の“ひと休み”をアップデートすることに注力しているそうです。


そんなBREATHER株式会社は、日本を代表する4人の専門家が開発した3分でできるボディーワークプログラム「究極のひと休み」を立ち上げたそう。

新型コロナウイルスの影響で、リモートワークが増え、自宅での勤務や学習に「オンとオフの切り替えに悩む多くの働く人」がもっと充実した日々を送れるようにとの、思いが込められているプログラムを体験してみました。

ボディーワークプログラム「究極のひと休み」開発の背景

体験会の最初にはコンセプトムービーが上映されました。

その後、BREATHER株式会社CEOの菅沼達也さんより、開発の背景、趣旨についてのお話がありました。

新型コロナウイルスの流行により、私たちの生活は一変しました。リモートワークの浸透、新しい生活様式によって、「オンとオフの切り替え」が難しい:47.5% 仕事と暮らしの「メリハリ」がつけにくいと回答している:74%というデータが出ているそう。
社会課題がしているのではないかと思うようになったそうです。頑張る人の、ひと休みをアップデートする。という趣旨で会社を運営し、気分マネジメントをサポート、深呼吸で蒸気が見えにくい、お財布に優しいという特徴を持った次世代型ブリージングデバイス「ston」を提案しているという背景から、今、オンとオフの切り替えという社会課題に対して、何かできないか、皆さんに何かを届けたいという思いがあったそうです。
ひと休みの価値を体感していただいて「ston」にも興味を持っていただきたいということで、ボディーワークプログラムを提案したそうです。

「オンとオフの切り替え」というのはまさに、私が感じていることで、勉強や、執筆活動など、普段は自宅外で行なっていました。コロナ禍でそうしたことが難しくなった今、仕事や勉強の間の「ひと休み」をアップデートすることがいかに大切かということが、よくわかりました。

日本を代表する専門家

今回のボディーワークプログラムに関わった4人の専門家についてご紹介。

ゆうきゆう

精神科医 マンガ原作者
ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックグループ総院長。(メンタルクリニック 8 院 スキンクリニック 3院)東京大学医学部医学科を卒業。医師業のかたわら心理学系サイトの運営、マンガ原作、書籍執筆なども手がける。軽快な語り口とわかりやすい説明で、幅広い層からの支持を集めている。著書に、『マンガで分かる心療内科』シリーズ(少年画報社)など、著書多数。近著に『マンガで分かる心療内科(20)』、『ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術』(三笠書房)。

オガトレ

 
理学療法士
ストレッチ系YouTuber「オガトレ」宮城県生まれ。専門学校卒業後、理学療法士の資格を取得し、6年間、公立の急性期病院にて、脳外科、整形外科、呼吸器、がん、スポーツ
外来のリハビリに従事。その傍らトレーナーとしてインターハイや国民体育大会へ同行した。その後、訪問リハビリ、フィットネスジムの責任者を経て、現在はYouTuberとして活動している。「体が硬くて困っている人をゼロにしたい」を信念に動画を配信しているYouTubeでのチャンネル登録者数は開始後1年で60万人を突破し、今も日々伸び続けている。

御神村 友樹(みかむら ゆうき)

BREATHER株式会社 CTO(最高技術責任者)
1988年生まれ。東京大学卒業。大手消費財メーカーで研究開発員として病態モデル開発
(in vivo)、研究職採用業務等を担当した後、BREATHER株式会社の設立に参画。現在
に至る。神奈川県出身。獣医師。

藤本 靖(ふじもと やすし)

環境神経学研究所株式会社 代表取締役
上智大学非常勤講師(神経生理学、ボディワーク)。東京大学経済学部卒業。東京モード学園ファッションスタイリスト学科卒業。海外経済協力基金(現、国際協力機構)にて政府開発援助の業務に関わる。東京大学大学院身体教育学研究科修了。自律神経系の科学的探究とボディワーク実践の中から「快適で自由な心と身体になるためのメソッド」を開発。民間企業、研究機関、公的機関などと数多くの協業を実施。「脳幹リセットワーク~人間関係が楽になる神経の仕組み~」(講談社)など著書多数 (当日は残念ながら欠席でした。)

体験会レポ

ここからは体験会の実際の様子と共に、司会進行の方と専門家3名(当日は藤本靖さんは欠席)のお話を中心にお届けします。

オンとオフの切り替えができない時のメンタル面の状態とは?

生活様式がガラッと変わってしまいまして、オンとオフの切り替えが非常に難しいという人が多いということなんですが、メンタル面ではどのような状態なのでしょうか

(ゆうきゆうさん)
メンタル面では、医学的な面から説明しますと、人間には交感神経と副交感神経がありまして、交感神経とは緊張したり、気持ちを持ちあがるときに働く神経のことで、逆にリラックスしたり、休んだりするときに働くのが副交感神経と言われています。
一般的に交感神経と副交感神経を切り替えて生きているんですけど、休むべき時に緊張だったりストレスだったり、休んできときに 思ってしまう時に 休むべき時に交感神経が働いてしまって 冷たいとか鬱になってしまうということが結構多かったりします

交感神経と副交感神経とはよく耳にはしますけど実際にわかってらっしゃる方は少ないと思います。よく分かりました。ありがとうございます。

フィジカル面での身体の動き

フィジカルの面にについてオガトレさんにちょっとお話聞きたいんですけれども、身体が目覚めるとか眠っているというのは具体的にどのような状態なのでしょうか

(オガトレさん)
筋肉と言うと動かしている時は身体のスイッチがオンになったり、逆に筋肉を伸ばす時にオフになります感覚がいっぱい入る時は体が体と神経の関係は密接だったりします。

メリハリをつけていくのが非常に難しいということですよね。

深呼吸が人に与える影響というのはどういったところなのでしょうか

(御神村さん)個人的な経験にはなるんですが、忙しいときとか緊張する場面では呼吸が浅くなりがちなんですよね。ゆうき先生もおっしゃっていたように、在宅ワークが入ってきて、オンとオフの切り替えができない時って、自律神経が乱れがちなんです。そのバランスをどのように整えていくかとなった時に副交感神経に焦点をあててみると深呼吸はやりやすくて、副交感神経を高めることができると考えています。

新しい働き方に適した新しい休み方を提案するというコンセプトと、実際の心身の動きがどのように具体的に関わっているのかということがよくわかりました。

身体を覚まし、やる気をアップさせる Refresh Program POWER

男性と女性のモデルの2人と共に、動画をみながら実際のプログラムを体験をすることができました。

身体を覚まし、やる気をアップさせる Refresh Program POWER

特に私が印象に残っている動きはSTEP1のタッピングです。動画の中でオガトレさんが「今、この現実世界に私はいるんだよ」と認識をすることで、目覚めのスイッチが入るとおっしゃっていました。

POWERに隠されたテクニックとは

オガトレさん、3分という時間にした意味なんでしょうか

(オガトレさん)なかなか人って時間が取れないと思うんです。
YouTubeが流行ったり、自宅のトレーニングが流行る中で、20,30分家で運動するのはしんどいと思うんです。ただ、3分だったらできるのではないかと。これって毎日行ったり、習慣づけることが大事なので、あえて3分という時間にしました。

(このプログラムの)順番はなにか意味があって、このSTEP6までにしたのでしょうか?

はい、このPOWERの順番段々と動かす筋肉が増えたり、段々難しいことをやっていったり、段々いろんな情報を入れたり、負荷をかけていくものになっています。

タッピングの意外な効果

ゆうき先生、鎖骨や顔周りのタッピングがあったんですけど、どのような効果があるんですか

(ゆうきゆうさん)
はい、根本的にマインドフルネスという考え方がありまして、マインドフルネスを一言で言うと、「今ここに意識を集中させる」と集中させるという心理療法になります。人間がなぜ悩むのかと言うと、あの人に嫉妬したり、今の自分ではない、過去のことが気になってしまうから悩むんです。今ここに意識を集中することによって気持ちをリラックスさせたり、集中させたりすることが非常に重要だということになります。で、そのうちの一つがタッピングという先ほどの紹介した方法で、感覚的に集中する部分をトントンと叩くことで今の自分に意識を明確に持ってくると、ある意味お母さんが赤ちゃんが泣いている時にトントンとすると赤ちゃんが落ち着くじゃないですか、それを自分で自分にしてあげるというのがこのテクニックですね。

ココロを休め、身体をほぐすRelax Program CALM

続いてはココロを休め、身体をほぐすRelax Program CALMです。

こちらも動画を観ながら、会場、オンライン上で参加している記者も一緒に体験していました。個人的に、力んでから、スッと力を抜くと、身体が軽くなったような感じがして、新しい発見だなと感心しました。

CALMと副交感神経の関わり

最初から、深呼吸してというオガトレさんの声が入っていましたけれども、オフにするということと深呼吸というのはどのような関係にあるのか教えていただけますか

(オガトレさん)はい、先ほども申し上げたように自律神経の中で油膜交感神経を刺激することにつながります。このプログラムなんですけども、私昔野球やっていたのでよく練習の最後にダウンって言って、ストレッチを行うんですけども、怪我の防止ということで、それに結構近しい存在だなと思っていて。どうしても仕事中ですとかスイッチが入っているのタイミングって、交感神経が優位になりがちなんですけど、それを1回ニュートラルの状態に戻してからしっかりと休んでいきましょうという意味で深呼吸というのが有効活用されていると感じています。

あえて力んでからストンと力を抜くということはさっき御神村さんもおっしゃっていたように、スポーツのダウンのような役割もあると思うんですけど全体的にどのようなことを意識してこのプログラムを作られたのでしょうか

(オガトレさん)ストレッチ顔目のないようなんですが、力んでからストンとおろすのは余計な力って意外と体から抜けにくいと言うか、力が入ったまま固くなってしまっている。それこそ交感神経が優位のまま副交感神経に切り替えられないと言う状況なんですね。それを3分間かけてしっかりと副交感神経を優位にしてあげる。そのためには筋肉を伸ばすことが大事で、色んな所の筋肉特に硬くなりやすい所、リモートワーク座っていて硬くなりやすい所をしっかりとほぐして行くという内容になっています。

メンタルと栄養素の繋がり

心と体のバランスを整える、サポート的役割のファンクショナルについて伺いたいんですけども摂取するものや栄養素などによってもメンタルの状態が変わるという風に伺ったんですけどもこれについて教えていただけますか

(ゆうきゆうさん)はい、結構栄養状態とメンタルというのは密接に関わっていて、例えばですけど炭水化物を中心に食べ過ぎてしまうと炭水化物、例えば甘いものとかお米とかというのは食べた直後はすごく気持ちがリラックスするんですけど、もうしばらくするとそれ以上に気持ちが落ち込んでしまうという調査がありまして、結構一過性なんですね。それよりはなるべくタンパク質を中心にたくさん食べていただくというのを心がけていただくと、小腹減った時は、例えばチーズや卵を食べる、タンパク質を中心に食べた方が気持ちが落ち込みづらい。例えばスポーツ選手とかでマッチョで栄養栄養満点な人はあんまり鬱になっているイメージがないと思うんですけど体と心というのはそういった意味で密接にリンクしているかなという風に思います。

プログラムを体験して

プログラムの体験レポートはいかがでしたか?

今回のプログラムの体験会に参加して、ニュースタンダードに合わせたひと休みが日常生活の中でも必要なのだなと感じました。
仕事で行き詰ってしまったときに、仕事の質や時間の使い方だけではなく、休み方に注目してみると、新たな発見があるのではないかと、その「ひと休み」の可能性の広さに驚くとともに、多くのことを学ぶことができました。
貴方も、仕事の合間の「ひと休み」の質を向上させてみてはいかがでしょうか?

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