バツイチの経験から学んだ、失敗しない出会いとは
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バツイチの経験から学んだ、失敗しない出会いとは。
そんなものはありません。
と言いたくなってしまう私は24歳で結婚、26歳で離婚、今年の3月で7歳になる息子がいます。
授かり婚でした。現在、再婚の予定はありません。
悲しいかな、そのため『失敗しない出会い』とは何たるかを私が語ることは不可能なのです…。
しかしながら。「こういう関係性のまま結婚したら失敗する」という死亡フラグがどこに立っているか、ということあれば無限に語れます。
以下、いくつかのエピソードを記します。
しかし、いずれも実在の人物・団体とは一切関係がありません、ということを一応断っておきます。
この記事をお読みいただいた一人でも多くの方が、離婚というバッドエンドを事前に回避出来ることを切に願います…。
死亡フラグ1.「バスタオルの洗い方も知らないなんて、あなたの家の教育おかしいんじゃないの?」
『バスタオルは、他の洗濯物とは分けて洗う。洗剤も別の種類のものを使う』。
これが彼女の実家の”常識”だった。
こちとら、生まれてこの方、そんなことはただの一度きりも意識したことがなかった。別にどうでもいいでしょそんなの…。
「面倒くさいし、そのために洗濯機2回も回したら電気代も水道代もかかるから一緒でいいんじゃ…」
「はぁ?!バスタオルはバスタオル用の洗剤で洗って、乾燥のモードも変えないとゴワゴワになって肌触りが悪くなるでしょ!24年間生きてきてこんな”常識”も教わって来なかったの?
あんたの家の教育どうなってるの?頭おかしいんじゃないの?!」
意味が分からない…。
本心では全然理解出来ていなかったが、彼女のあまりの激昂ぶりに首を縦に振るしか選択肢はなかった。
まあ、洗濯するのも畳むのも私なんですけどね…。
仕方あるまい。
これが『結婚』なのだ。
死亡フラグ2.「半額の肉なんて食べれるわけないでしょ。私はオーガニック食材以外食べたくない」
食費は、可能な限り安く済ませたい。
そう考えて買い物をするのは、狂気の沙汰なのだろうか?
ある日のスーパー。
肉売り場を通りかかった時のこと。
夜遅くだったこともあり、半額、30%OFF等になった肉が陳列されていた。
ラッキー、ちょっと節約出来た!と思ったのも束の間。
彼女は値引き品の並べられた棚を華麗にスルー。
私の持つ買い物カゴに入れたのは、隣のセクションにあった『特選和牛ロース』的な高級肉だった。
値引きはされていない、原価のままだ。300gで780円くらいする。高い。
その後も店内を周り、見たこともない謎の薬草みたいな無農薬栽培野菜や、600円くらいのよく分からないオーガニック茶葉使用のミルクティー等をボンボンと買い物カゴに投入していく。
レジに並ぼうとするその時、意を決して重たい口を開くことにした。
「あ、あのさ…。肉、それじゃなくて隣にあった半額になってるやつにしない…?」
「あ?」
ギロリ、と殺意に満ちたまなざしで睨まれる。
ああ、また怒鳴られる…。分かってはいたが、これは言わねばならないのだ。
当時の私は社会人1年目、手取りは17〜8万円程度しかなかった。
これから子供も産まれてくるので、余計な出費は出来るだけ控えたいところだった。
「あのさぁ…。私、今妊娠してるんだよ?
こんな何食べてるか分からない牛の、半額になって質が悪くなってる肉なんて食べれるわけないでしょ?そもそも、肉の産地がどこかとかちゃんと見て買ってるの?
もし放射能の高い地域とかだったらどうするの?お腹の子供に放射能が入って病気になったりとかする危険性とか考えないわけ?もしそうなった時責任取れるの?取れないでしょ?
だから私は食材にはこだわりたいの!少しでも農薬が入ってる可能性がある食材なんて絶対食べないから。
私はオーガニック食材以外口にしたくないの!」
「いや…でもこんな使い方してたら月々の家計赤字になっちゃうし…ミルクティーもそんな高いのじゃなくてティーバック買って家で淹れれば…」
「私や子供が病気になってもいいの?!」
そこから先、私のやるべきことは一択しかない。
「ごめんなさい」と首を垂れ、レジに並ぶ。
仕方あるまい。
これが『結婚』なのだ。
死亡フラグ3. 「facebookの女友達、全員消して良いよね?」
ある晩のこと。
「ねえちょっと聞きたいんだけどさ〜」
彼女はfacebookの私の友達一覧ページをザッピングしていた。
「この◯◯って女の子、何の知り合い?」
「中学の同級生だけど…」
「ヤッたの?」
「…は?」
「ヤッたの?ヤッてないの?どっち?」
「や…やってないです…」
「じゃあ消して良い?」
「…は?」
「別に連絡取る用事も無いでしょ?消しても問題無いよね?」
「え…は…はい」
「じゃあ友達から削除して」
「は、はい…」
「じゃあこの子は?」
「ああ、会社の同期。事務の女の子で、今配属が一緒…」
「ヤッたの?」
「や…やってないです」
「消していいよね?」
「いや、仕事の関係はちょっと…」
「私と結婚するんだよね?」
「は…はい」
「私と結婚するんだったら、他の女と連絡取る必要無いよね?てかなんでこのタイミングで友達申請したの?結婚するってこと分かってるのに他の女と友達になるってどういう神経してるの?本当気持ち悪い。
というか、昼間私と会ってない時にこの子とずっと会ってるんだよね?知ってるよ、浮気ってそういう所から始まるんだよね。
あぁ…すごい不安になってきた…(さめざめと泣き始める)
こんな状態で結婚なんて出来る訳ない…毎日毎日こうやって会社で他の女とヤッてるかもしれないって不安に押し潰されながら生活しなきゃいけないの?!
そんなの耐えられない…!このままじゃ、私流産しちゃうかも」
「違うって!向こうから友達申請が来たから承認しただけで、無視したら気まずいじゃん?だから…」
「じゃあ消して良いよね?」
「…はい…」
尋問は、朝の5時まで続いた。
仕方あるまい。
これが『結婚』なのだ。
離婚を回避するための策もある
いかがでしたでしょうか?
これが『結婚』です。
もちろん、こんなものはほんの一部分にしかすぎません。
もっともっともっともっと筆舌に尽くし難い修羅場を数限りなく経験してきた挙句、晴れて離婚届を提出するに至ったのです。
私の失策は、まとめると
2.金銭感覚が合わない
3.どちらかが相手に過度に依存している
この状態のまま入籍してしまったことです。
もし過去に戻って解決策を提示するのならば、
籍を入れる前に、一定の同棲期間を設ける
これでリスクは多分に軽減されたのではないかと考えられます。
私の大きな失敗ポイントは、付き合ってから半年くらいで同棲期間を経ずに籍を入れてしまったことでした。
1.生活習慣のズレ
2.金銭感覚のズレ
この2点は同棲期間のうちに解消出来たor籍を入れる前に別れることで離婚を回避出来たことでしょう。
3.相手に対する過度な依存
これは同棲をしたところで解決出来るかはわかりませんが、勢いで結婚してしまうと、こういう事故が起きうるということだけはお伝えしておこうと思います。
ときには直感で動いたほうが人生は楽しくなる
離婚は、結婚の10倍以上キツいです。
大事なことなのでもう一度。
離婚は、結婚の10倍以上キツいです。
結婚相手選びは、石橋を叩き壊すほど叩いても十分すぎるということはありません。地獄を見たくないのであれば。
ただ、意外かもしれませんが私はそれでも結婚して良かったと思っています。
一番の理由は子供です。これは論点がズレるので今回は割愛します。
それ以外の自分自身の経験として考えても、失ったものも多くあれど、それ以上に得る貴重な学びも多かったように思えます。
離婚は死ぬほど辛いですが、人間はそう簡単には死にません。
もしこの記事を読んでいるあなたが、結婚するがどうか迷っているのでしたら
「いっちょ思い出をつくってみるか」くらいの感覚で、ためしに結婚してみるのも悪くないんじゃないかと思います。
大丈夫です、離婚しても死にませんから。
また、これは元嫁談ですが
バツイチ子持ち女性は、結婚前より格段にモテるそうです。
難しい諸問題は色々ありますが、あまり深く考えすぎず直観に従って動いてみた方が、人生が楽しくなることは間違いありません。
参考になったかどうかは分かりませんが、何かの一助になれば幸いです。