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女性なのにふんどし?日本古来のインナーが今注目されているワケ

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歴史の教科書やお祭りなどで1度は見たことのある「ふんどし」は近年、女性から熱い支持を受けているインナーです。
男性用下着のイメージが根強いふんどしがなぜ女性を魅了するのか、ここではその謎を解き明かします。

また「女性用のふんどしが欲しい」「ふんどしを1度履いてみたい!」という女性のために、おすすめのアイテムを紹介します。

女性に人気の「ふんどし」とは

近年女性の間で新たなインナーとして注目されている「ふんどし」は、どんな下着のことを指すのでしょうか?
日本では古くから大衆の下着として親しまれてきたふんどしのルーツを探ります。

ふんどしの歴史

今ではお祭りの衣装としてのイメージが強いふんどしですが、日本では古墳時代の埴輪にふんどしを履いていたと思われる装飾があったことから、すでにその時には存在していたのではと言われています。

機械化が進む以前は糸を紡いで布にする作業に膨大な時間がかかったため、室町時代や戦国時代は位の高い者が着用していた高級品だったようです。
江戸時代になると庶民の下着としてふんどしが親しまれるようになっており、腰巻きと呼ばれる下着を履いていた女性は生理の際にふんどしを履いていたとされています。

ふんどしはこのように日本人に欠かせない下着だったのですが、日本軍の兵士に着用義務があったふんどしは軍国主義の象徴と捉えられ、第二次世界大戦後は西洋下着のブリーフやトランクスに取って変わられてしまいました。

ふんどしの主な種類

ふんどしにはさまざまな種類があり、長さや履き方にもそれぞれ特徴があります。

・六尺ふんどし:男性用下着。長さは180~300cm程度。お尻が見えるタイプ。
・越中ふんどし:長さは100cm程度。布の端に紐をつけたもの、前垂れがある。
・もっこふんどし:越中ふんどしの前垂れがないバージョン。両端にひもが付いており、体の横で結ぶ。

近年女性の人気を集めているのは、前垂れがなくお尻が隠れるもっこふんどしタイプです。
またもっこふんどしを現代風にアレンジした「ふんどしショーツ」という名で販売されていることもあります。

なぜ今「女性用ふんどし」が人気なのか

一度は時代の流れによって廃れてしまったふんどし文化がなぜ、今頃になって女性から支持を集めているのか気になるところですよね。

ここでは、女性がふんどしを着用することでどんなメリットを得られるかを3つに分けて紹介します。

女性用ふんどしのメリット①解放感がある

女性用ふんどしは1枚の布でできており、普段履いている下着のような締め付けがありません。
そのため女性用ふんどしには着用感が少なく、解放感を与えてくれる下着です。

また下着の締め付けは眠りを妨害する原因とされており、解放感のあるふんどしを着用することで心地よい眠りをサポートしてくれます。

女性用ふんどしのメリット②肌トラブルを防ぐ

ふんどしに使用される布は麻や木綿などの天然素材で作られているため、肌に優しいのも特徴です。
このような天然素材のふんどしは通気性が良いため、下着の蒸れやかゆみを防ぎたい女性にもおすすめします。

また一般的なショーツのようにゴムの締め付けがないため、ビキニラインの黒ずみを防ぎます。
ビキニラインが黒ずんでしまう原因はさまざまですが、ショーツやパンツによる肌への圧迫や肌摩擦も理由の1つです。
ゴムの入っていないふんどしではビキニラインの圧迫や摩擦が少ないため、肌へのストレスがかかりにくく肌ストレスを減らします。

女性用ふんどしのメリット③冷え性やむくみを防ぐ

解放感があり肌への負担が少ない女性用ふんどしは、女性が悩みがちな冷え性やむくみを防ぎます。
冷え性やむくみは症状は異なるものの、血行不良が原因で引き起こされる症状です。

足の付け根部分には動脈が通っており、ショーツのゴムで締め付けられると血管が圧迫されてしまい。血行不良を起こす恐れがあります。
血液の流れが遮られることで皮膚温度が下がり冷え性になり、血液の流れと同時にリンパの流れも滞るためむくみやすい体質になってしまうのです。

また血行不良は肩こりや腰痛などの筋肉のこわばりや生理痛の原因にもなり、自律神経にも影響を及ぼします。
締め付けによる血管の圧迫のないふんどしであれば、それらの症状となる原因を防げます。

「女性用ふんどし」の生理、どう対処すべき?

ショーツのように締め付けのない女性用ふんどしで気になるのが、生理への対処法です。
解放感があるから経血が漏れてしまうのでは、ナプキンはどう使っているのかなど生理中はどのように対策すべきなのでしょうか。

ここではふんどし愛用中の女性の意見を参考に、女性用ふんどしでの生理中の過ごし方についていくつかの対処法を紹介します。

布ナプキン&パンツで対応

「ふんどしは締め付けがない分、経血が漏れやすいのでは?」という不安を解消するのが、ふんどしの上に履くボトムスの存在です。
締め付けのないふんどしの上から漏れにくいパンツを履くことにより、ふんどしと肌の接地面を増やして経血による漏れを防ぐという方法ですね。

またせっかく肌ストレスのないふんどしを着用しているのだからと、合成繊維で出来ているナプキンではなく肌に優しい素材を使用した布ナプキンを着用しているという女性が多くいました。

月経カップ&タンポンを活用

ふんどしの解放感による生理が不安という女性の中には、ナプキンではなく月経カップやタンポンを使用している方もいます。
体外に経血を排出するタイプでなければふんどしが汚れる心配もなく、生理中でも漏れを心配する必要が少ないのでおすすめです!

また今までナプキン派だった女性が月経カップやタンポンに移行する際は、慣れるまでふんどしに布ナプキンを付けて、W使いで生理対策をしている方もいます。

経血コントロールも可能になる!

女性用ふんどしによる生理期間を過ごしているうちに、経血が出るタイミングが分かるようになったという女性も多くいるようです。
寝起きの時や体を動かした時などのタイミングでトイレに行き、経血を直接トイレに出せるようになるのだとか…。

経血をコントロールできるようになれば、生理中も女性用ふんどしを経血で汚す可能性も少なくなりますし、安心ですね!

初めての女性用ふんどしには「睡眠用インナー」がおすすめ

女性用ふんどしを履きたいけれど解放感に慣れるまで時間がかかりそうと感じる女性は、まず睡眠中に着用する目的で作られたふんどしを履くことから始めてみましょう!

ここでは女性用ふんどしと睡眠の関係性、またおすすめの睡眠時に履きたいおすすめの女性用ふんどしを紹介します。

女性用ふんどしが快適な睡眠をサポート

女性用ふんどしは日中だけでなく、睡眠時にもおすすめな下着です。
人間は睡眠中も寝返りなどで動くことが多く、無意識の内に下着による締め付けや蒸れの原因が発生しています。

対して女性用ふんどしは締め付けがなく解放感があるため、睡眠前もリラックスして寝付きやすくなり、睡眠中も蒸れや締め付けで起こされてしまうこともありません!

おすすめは「女子のおまもり癒されねむりふんどし」

ふんどし初心者の女性にもおすすめしたいのが「女子のおまもり癒されねむりふんどし」です!
女子のおまもり癒されねむりふんどしには、女性に嬉しい細やかな気遣いがいくつも隠されています。

好きなデザインから選べる

女性用ふんどしの「女子のおまもり癒されねむりふんどし」は、するりんリボンタイプとらくちんショーツタイプの2種類があります。

するりんリボンタイプはウエスト部分の片側がリボンになっており、自分で結んでサイズ調節をするタイプです。
対してらくちんショーツタイプはウエスト部分が締め付けの少ないゴムで出来ており、ショーツと同じように履くだけのタイプです。

解放感を与えたいならするりんリボンタイプ、ふんどしタイプが不安な時はらくちんショーツタイプと、好みに合わせて選べるのは女性ならではの配慮と言えます!


機能性&肌ざわりの優しい素材を使用

「女子のおまもり癒されねむりふんどし」は、木材パルプを溶かして作った再生繊維のテンセル素材を80%使用しています。
テンセルは柔らかいさわり心地で伸縮性があり、吸湿性・保湿性・速乾力にも優れている繊維素材です。

夏の暑い時期にも冬の乾燥が気になる時期にも着用しやすく、1年中肌が快適に過ごせる素材使用のふんどしは、睡眠中にぴったりのインナーと言えますね!

おしゃれかつ機能的なデザイン

「女子のおまもり癒されねむりふんどし」は現代の女性が履きやすいデザインに工夫されており、日常使いしやすい点も魅力的です。

グレーの布地は服に響きにくい色合いでシンプル、サテンリボンやレースは女性らしさを与えるデザインですよね。

またハイウエストのデザインですので、睡眠中もお腹をすっぽり隠してくれます。
さらに冷え対策に温めると良いとされる仙骨部分にはカイロ用のポケットが付いており、睡眠時以外のリラックスタイムにポカポカ下半身を温めることも可能です!


女性用ふんどしで締め付けから解放されよう!

下着の締め付けがなく解放感を与え、血行不良による症状を防いでくれる女性用のふんどしは、今女性に履いてほしいインナーです!
女性らしいデザインが欲しい、睡眠中に気軽に履ける女性用ふんどしを探している女性はぜひ「女子のおまもり癒されねむりふんどし」をお試しくださいね。

めあり

アパレルショップ店長を退き、現在はWEBライターとして女性向け中心の記事を書いています。婚活中のアラサーインドア。

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