好きになるほど嫌われる:女性も知るべき「非モテコミット」
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彼のことを一日中考えてしまう。
返信がないと不安になってしまう。
っていうかなんで返事ないの?
LINE見てないの?
でもTwitterとインスタでは元気だよ?
私への返事って、Twitterで「腹減りすぎ」って呟かれるより大事じゃないの?
もしかして私、もう嫌われてる?
こういう精神状態に、陥ったことはありませんか?
これを藤沢数希さんが提唱した恋愛工学では、【非モテコミット】と呼んでいます。
非モテコミットとは
非モテコミットとは、特定の相手へ愛情を注ぎすぎて、かえって相手から引かれたり、避けられたりしてしまうこと。
たとえば、恋愛相談で
興味ないひとからグイグイ来られて怖い。
年収高いアピールとかされてうさんくさいし、LINEのレス早すぎて気持ち悪い
みたいな、身も蓋もない愚痴を聞いたことはないでしょうか。
明らかに相手はこの方を好きになっているのですが、それが「嬉しい」ではなく「気持ち悪い、怖い」と映ってしまう状況を、非モテコミットと呼びます。
なぜ、好意を寄せられているのに気持ち悪い、怖いと感じてしまうか。
それは、あまりにも愛情表現をもらいすぎると、その人が「他の人からモテない、魅力のない人なんだ」と誤認してしまうからです。
ですから、私たちは、「誠実で自分のことだけを愛してくれる人がいい」と願っているにもかかわらず、
えてして「自分に時間をそんなに割いてくれない、モテそうな人」を好きになってしまいがちなのです。
げに恐ろしや人類のバグ。
非モテコミットは女性もやりがち
さて、この「非モテコミット」は、当初男性が女性を口説くときだけ考えられていた現象でした。
非モテ男性が女性を口説くとき、どうしても相手のことが気になりすぎて、気持ち悪い自己アピールをしてしまったり、連絡過多で怖がられたりする……。
だから、モテたければ非モテコミットを避け、自分を忙しくして、ひとりの女にかまけすぎるな、というのが恋愛工学の理論でした。
しかし、実際には女性が男性を本気で好きになったときも、非モテコミットを起こすことがわかっています。
それが、冒頭に出てきた「LINEの返事待ちきれず発狂」事例でしょう。
非モテコミットをしすぎれば、男性も同様にあなたのことを「気持ち悪い、怖い」と感じるのです。
せっかく実る恋も台無しになってはもったいない……!
今すぐ、非モテコミットから脱却しましょう。
非モテコミットをしているサイン
さて。
あなたが、非モテコミットをしているかどうかは、以下のサインでわかります。
- LINEの既読がついた・つかないを1日に何度も見てしまう
- 仕事や友達について考える時間より、特定の人のことをずっと考える
- 好きな人の気持を知りたすぎて何時間も占いページを見ている
- 相手も見ているSNSで「◯日は大事な用事だから今から楽しみ」など、好きな人と会う日を過剰に気にするサインを見せてしまう
- 会うまでに何度もLINEを繰り返す
- 好きな人が連絡をくれない時間は「不安」でいっぱいだ
もし、これらに3つ以上当てはまるなら、あなたはすでに非モテコミットをしています。
自分が「非モテコミット」をしそうになったら?
では、非モテコミットをしかけたら、どう対処すべきでしょうか。
私はまず、「LINEの通知オフ・履歴削除」と「SNSをミュート」することをおすすめします。
それから、週に1度を超えて会っているなら、会う頻度も下げましょう。
なぜあえて、相手を遠ざけることをするかというと、自分の執着心を減らすためです。
相手から「そろそろ会いたいな」と思わせるくらいの頻度で連絡する。
これが、恋愛を成就させる最大のコツ。
あなたが相手のことを気にすればするほど、相手が感じる愛情も重くなっていきます。
その執着を断つために、まず物理的な距離を置くべきでしょう。
そして占いは一見、相手に何の害もないように見えます。
しかし、何時間も相手のことを考えて、自分のプライベートが侵食されている状況は、確実に相手へのコミュニケーションにも表れてしまいます。
ですから、あなたの執着を断つために「マインドフルネス」でも「瞑想」でもいいので、とにかく相手のことを考えない時間を増やすよう、努力すべきなのです。
非モテコミットは「他の人とデート」して防げるか
男性向けのコンテンツでは、よく非モテコミットを避けるために、「複数の女を相手にしろ」と指導されます。
しかし、女性は非モテコミットをしかけている状態で他の候補とデートしても、
「今、目の前にいる人と比べても、私が好きなあの人ってやっぱり最高」と、
好きな人を思い出すだけで、結局非モテコミットをやめられないものです。
ですから、他の候補とデートする「前」に、お相手との距離を置いて、自分の心を平常心に持っていく努力をしてください。
「ああ、そういえば気になる人がいたんだった」
くらいまで、気持ちが落ち着いたら、相手を誘ってみるといいですよ。