セックス依存症!症状セルフチェック?多くの女性が悩む疾患の原因を徹底解説
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セックス依存症(性依存症)という言葉をご耳にしたことはありますでしょうか?
昨今人気芸人の渡部建さんの不倫問題がメディアを賑わせていましたね。
週刊誌などで報じられたところによると、複数の女性と多目的トイレなどの公共の場所で性的行動を繰り返していたということから、メディアでは「セックス依存症」という言葉で形容する人がたくさんいました。
セックス依存症は精神疾患である依存症の一つとされています。
実はこの病、女性も陥りやすいとされており、その予備軍は実は沢山いるそうです。
今回はセックス依存症の正しい知識と、セックス依存症になりやすい人の特徴を解説していきます。
セックス依存症とは?
世界的な著名人が患ったことでセックス依存症という言葉だけが有名になったので、言葉だけは知っているけど、具体的にどういう病なのかは知らないという方も多いかと思います。
日本では「性欲が強すぎるだけでしょ」などと勘違いされている傾向も強く、その認知度の低さが理由で誰にも相談できず、苦しんでいる方が少なくありません。
まず前提として、セックス依存症はれっきとした精神疾患です。
アルコールや薬物の依存症と同じように性交渉、自慰行為などに対する欲求が抑えることが出来なくなる病気です。
しかし、研究の歴史が浅く正式な病名にセックス依存症はありません。ここでは割愛しますが世界保健機関(WHO)が認めているセックス依存症に近い病名にパラフィリア障害と強迫的性行動症があります。
多少の違いはあれ性的行動のコントロールが欠如しやめたくてもやめられないという側面があることは共通しています。
アルコールや薬物の依存症と同じように性交渉、自慰行為などに対する欲求が抑えることが出来なくなる病気です。
セックス依存症になる原因とは?
依存症にはドーパミンという脳内物質が強く関わっています。
ドーパミンは幸せホルモンと呼ばれこの物質が分泌されることで快感、達成感など幸せな気持ちを得ることが出来ます。
ドーパミンが出ることによって幸せを感じた脳は、もう一度同じ幸福感を得ようとそのその行動を繰り返す方向に働きます。簡単にいうとこれが依存のメカニズムになるのです。
運動でもドーパミンは分泌されるのですが、刺激が強いものの方がその快感の度合いは強く依存性は強くなります。
アルコールや薬物の依存性が強いのはそのためです。
そしてセックスによる快感もこれらと同じように強烈な刺激になるため繰り返していく内に依存性が高まっていきます。
症状が悪化してくると欲求はさらにエスカレートしていき、売春や覗きといった違法行為に発展することもあります。
上記の症状だけ見ていると、男性に多い疾患と捉える方多いですが、忘れてはいけないのが、セックス依存症は意外にも女性も罹りやすいということです。
もし性依存症に罹り不特定多数との性行為が日常化していくと、性感染症、妊娠などの身体的なリスク、不倫関係に発展したことによる賠償請求を受けるなどの経済的なリスクに繋がります。
今は問題なくても、一つの病気としてしっかりと知識を持っておくことが大切です。
セックス依存症になると実際どうなるのか
それでは実際にセックス依存症になると生活はどのように変わってしまうのでしょうか?
日常生活を送っていても性に関することで頭が一杯になる
仕事や家事が手に付かなくなるレベルに、セックスへの欲求が衝動的に湧きあがって止まらなくなる傾向があります。
仕事の効率はもちろん下がってしまうため悩んでいる方が多いようです。
愛情ではなく快楽のみを求め多くの男性と関係を持つ
最初は愛情のあるコミュニケーション手段だったセックスが、肉体的な快楽を得るための手段に変わってくると、好きでもない相手とのセックスを求めるようになります。
面識のない相手と出会ってその日に関係を持ったり、いつでもセックスできる相手をキープするようになったりします。
セックスをするために売春行為や風俗店に務めたりするケースもあるようです。
性感染症などのトラブルに遭遇しても止められなくなる
不特定多数の男性と取り留めなく肉体関係を持つことで性病やエイズなどの性感染症のリスクは間違いなく高まります。
頭でその危険性を理解していても、依存症が悪化していると自制が効かず歯止めを掛けることが出来なくなります。
セックス依存症セルフチェック
すべての人に患う可能性があるセックス依存症ですが、なりやすい人には傾向があるようです。
成長過程の中で十分な愛情を受けなかったと感じている
幼少期に両親から愛情を受け取ることが出来なかったと感じているとセックスに依存してしまう傾向があるようです。
このような原体験がある人は意識下にこびりついた寂しいという感情が引き金になって、「もっと愛して欲しい」というか気持ちが人一倍強くなりがちです。
満たされない感情を埋めるために誰かとセックスをして、その間だけは相手を独占していると考え、一時的にでもネガティブな感情を払拭出来ていると感じているのかもしれません。
今の現状に満足できない
仕事や友人関係がうまくいっていないわけではないのに今の現状には満足しておらず、いつも誰かと比べて人を羨んだりする傾向がある人はセックス依存症になりやすいようです。
「もっと自分は幸せになっていなきゃいるべきなのに」と、思い描いている自分との差に焦燥感を抱いて満たされない思いをセックスの快感で埋めようとする傾向があります。
孤独感を強く感じている
長年付き合ってきた彼氏と別れたり、長年仲の良かった友達が結婚や出産で疎遠になったときに感じた孤独感が焼きついてしまった場合も依存症に陥りやすいと言えます。
孤独感が強すぎると誰を信じて良いのか分からない人間不信のような状況に陥りがちです。
どんなに長い時間を共に過ごして愛情を育んでも、結局いつか無くなってしまうのではないかという不安が絶えずつきまといます。
肉体関係を持っている時だけは物理的に相手を独占している状態になるため、安心感を求めて多くの男性と肉体関係を持ち依存症になっていく傾向があります。
自分に自信がない
常に人に対してどこかで劣等感を感じている人はセックス依存症に陥るケースが多いようです。
自分は人に自慢できるようなところがない、魅力がないのではないかといつも不安を感じていますが、男性に求められることでそこに自分の価値を見出そうとするようです。
ちなみにこのような傾向があると不倫に手を出してしまいがちです。
不倫している男性は大概不倫相手の女性には優しくしてくれます。
そのため奥さんよりも大切にされている自分は魅力的なんだ、愛されているんだと満足感や優越感を感じ安心するようです。
もしセックス依存症に罹っているかもしれないと思ったら
もしこの記事を見てもしかしたらセックス依存症なのではと思ったら、一定期間性的な行為を抑制してみてください。
それでも自制が出来ず行為に走ってしまったり、性に関わることが頭から離れないようであれば、一度専門の医療機関でカウンセリングを受けることをおススメします。
先述の通り、セックス依存症は心の中にある虚無感、孤独感などが根本的な原因となっていることが多いです。
カウンセリングによってその原因を取り除くことで症状は改善していくはずです。
もし、友人がセックス依存症になっているのではと気付いたら気嫌いしたりせず優しく寄り添ってあげてください。
誰かが味方になってくれることが回復への大切な一歩になります。
セックス依存症についての正しい知識を持って偏見を無くしましょう
いかがだったでしょうか。セックス依存症は誰が罹ってもおかしくない病気です。
正しい知識を知ることで偏見を持たず向き合っていきましょう。