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新生活の費用は最低50万!?1人暮らしor同棲に必要なお金とは

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4月からの就職や大学入学を控え、新生活への準備を始める方に多い悩みが「費用」の問題です。
ここでは、1人暮らしを始める女性と同棲を始めるカップルに向けて、それぞれの新生活の費用平均額をお教えします。

またできるだけ費用を節約したいという方は、新生活費用を抑えるテクニックやポイントもチェックしてみてくださいね!

【1人暮らし】新生活の費用平均をチェック

進学や就職などの理由で、親元を離れて1人暮らしをする人が増える春の季節。
新たな門出を迎える前には一人暮らしの部屋探しに必要な家具家電選び、また引っ越し代など、何かと費用がかかります。

ここでは新たなに1人暮らしを始めるにはどのくらいの費用がかかるのか、新生活にかかる費用平均を項目ごとに紹介します。

①入居代の費用平均

1人暮らしを始めるにあたり、まず決めておきたいのが一人暮らしをする部屋です。
全国宅地建物取引業協会連合会公益社団法人が実施した、平成29年度「一人暮らしに関する意識調査」を参考にすると、1人暮らし中の20代は、ワンルーム(1R)または1Kに住んでいる人が多いことが分かりました。

1人暮らしで1Rまたは1Kの部屋に住むと想定した場合、入居にかかる費用は以下の通りです。

都心部の家賃相場

  • 1R:5.7万円
  • 1K:6.3万円

※東京都全域を参考、築20年以内の物件(管理費を除く)

地方部の家賃相場

  • 1R:3.7万円
  • 1K:5.6万円

※埼玉県全域を参考、築20年以内の物件(管理費を除く)

物件によっては敷金礼金の費用や管理費などがかかることもあるため、入居費用は家賃の2倍を想定しておくと良いですね。
また都心部と地方部によって家賃相場は大きく異なります。

②家具・家電代の費用平均

1人暮らしをする部屋を決めた後は、新生活に必要な家具家電を揃えたいところ。
1人暮らしに必要な家具や家電はどんなものがあるのか、またそれぞれの費用平均についても調べてみました!

1人暮らしの家具費用平均

  • テーブルまたはデスク:1~2万円
  • ソファ:2~3万円
  • ベッド(シングル):3~6万円
  • カーテン:0.5~1万円

1人暮らしに最低限必要な家具は上記の通りです。
またゴミ箱やテレビ台など、その他に必要な家具を揃えるとなると、最低10万円の費用は用意しておくべきでしょう。
ベッドはマットレスとベッド枠の費用がそれぞれ別にかかり高額になるため、今まで使っていたベッドをそのまま使うという人も多いようですね。

1人暮らしの家電費用平均

  • テレビ:1~2万円
  • 冷蔵庫:3~4万円
  • 洗濯機:3~5万円
  • 電子レンジ:1~2万円
  • 炊飯器:0.5~2万円
  • アイロン:0.3~0.5万円
  • ドライヤー:0.3~1万円

1人暮らしに最低限必要な家電の費用は、家具と同じく最低10万円あると安心です。
また入居する部屋によっては、エアコンやガスコンロなど必要な家電が備え付けではない物件もあります。
このような物件では家電の費用負担がかさむため、物件を決める前にしっかりチェックしておきたいですね。

③引っ越し代の費用平均

1人暮らしの物件を決め、必要な家具家電を揃えたら、後は新居に引っ越しするだけです!
1人暮らしでかかる引っ越し代の費用平均は、およそいくらかかるものなのでしょうか?

1人暮らしの引っ越し費用平均

  • 近距離(50km圏内):3~6万円
  • 中距離(100km圏内):5~8万円
  • 遠距離(200km~):6~10万円

引っ越し費用は、運ぶ荷物の重量・距離・時期によって変動します。
1人暮らしであれば荷物の重量はあまり関係ありませんが、距離が遠いまたは引っ越しの時期が繁忙期にあたる場合は費用が高くなりがちです。

【同棲・新婚】新生活の費用平均をチェック

カップルで同棲また結婚を機に新居で生活を始めるというカップルは、新生活を始めるにあたりどのくらい費用がかかるのでしょうか?
ここからは、2人で暮らすために必要な費用の平均をまとめてご紹介します。

①入居代の費用平均

カップルや新婚夫婦が住む部屋は、2階建てのメゾネットタイプや一軒家タイプなどさまざまです。
同居を始める際は2人のライフスタイルや費用を考慮して、自分たちにあった部屋を見つけましょう!

ここでは、カップルの同棲また新婚夫婦の同居に最適な部屋の間取りとその費用平均をお届けします。

同棲・新婚カップル向けの家賃相場

  • 2DK:9.4万円
  • 3DK:9.7万円
  • 一軒家:13.5万円

※東京都全域を参考、築20年以内の物件(管理費を除く)

カップルや新婚夫婦におすすめな、間取りやタイプの家賃の平均費用は約10万円です。
ここでは都心部である東京都の家賃相場を参考にしていますが、地方の物件であれば入居費用は都心部より安く抑えられます。

②家具・家電代の費用平均

カップルまたは夫婦の新生活に必要な、家具家電の費用平均は以下の通りです。

2人暮らしの家具費用平均

  • テーブルまたはデスク:2~3万円
  • ソファ:5~8万円
  • ベッド(ダブル):5~10万円
  • カーテン:2~3万円

2人で生活するとなると、家具にかける費用は15~20万円程度必要になります。
ベッドの大きさや台数、カーテンが必要な窓の数などは間取りやライフスタイルによって変わりますが、すべて新調するとなると1人暮らしの約2倍の費用がかかると想定しておきましょう。

2人暮らしの家電費用平均

  • テレビ:2~3万円
  • 冷蔵庫:4~5万円
  • 洗濯機:3~5万円
  • 電子レンジ:1~2万円
  • 炊飯器:1~2万円
  • アイロン:0.3~0.5万円
  • ドライヤー:0.3~1万円

2人暮らしのために家電を新調するとなると、費用は平均10~20万円かかります。
特に新生活に向けてテレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電を買い替えるカップルも多く、費用予算は10万円程度あると安心です。

③引っ越し代の費用平均

同棲または結婚を機にカップルで新生活を始めるとなると、当然引っ越しの費用も2倍かかります。

2人暮らしの引っ越し費用平均

  • 近距離(50km圏内):3~12万円
  • 中距離(100km圏内):5~16万円
  • 遠距離(200km~):6~20万円

カップルや夫婦で新生活を始める場合の多くは彼氏または彼女の部屋に引っ越すか、これまで住んでいた部屋を引き払って2人で新居に引っ越すかの2つのパターンに分かれます。
お互いに引っ越しとなると当然引っ越し費用もかさみますし、時期や荷物の量でも費用平均は大きく変動します。

新生活の費用負担の割合は?

同棲時や結婚となると、お互いの生活費用をどれくらい負担すべきか迷うところです。
実際に生活を共にしているカップルや夫婦は、生活費用の負担割合は給料の金額で算出または5:5で折半していることが多いようです。

車のローンや奨学金返済などカップルの事情によって費用負担が変わる場合もありますが、お互いが共働きであれば生活費用はお互いに不満のないよう負担するのが良いでしょう。

新生活費用を抑えるテクニック&アドバイス

1人暮らしまたはカップルで新生活を始めるにあたり、今後の生活を考えるとできるだけ初期費用は抑えたいはずです。
そこでここからは、新生活での初期費用を無理せず削る節約のコツやテクニックをお教えします!

1人暮らしは「間取り」をチェック

1人暮らしをしている人が選ぶ物件の多くは、1Rや1Kなどの日常生活で必要な最低限の間取りです。
つい実家暮らしの感覚で部屋数は多い方が便利だと考えてしまいますが、部屋数が多いと「部屋に置けるから」と考えて無駄なものを買い込んでしまうなど、無駄遣いの原因になることも…。

また部屋に特にこだわりがないまたは部屋にいる時間がないのであれば、ユニットバスの部屋を選んだり浴槽の追い炊き機能などの便利機能を省いてしまうのも、新生活で節約するコツです。

同棲&新婚カップルは「家具・家電」をチェック

同棲や新婚で新生活を始めるカップルは、家具や家電の購入を見極めることが費用を抑えことに繋がります。
またカップルのどちらかが両者が1人暮らしをしているのあれば、使える家具や家電はそのまま使用して購入費用を抑えることも可能です。

エアコン・洗濯機・冷蔵庫などの白物家電は処分にリサイクル費用が別途かかるため、買い足す際も本当に必要かどうかを話しあって決めたいですね。

アウトレットや中古品もチェック

新生活を始めるための費用平均を見比べると、家具や家電の購入にかかる費用が多いことが分かります。
最低限の家具家電は欲しいけれどなるべく費用を抑えたいなら、新品よりも安く手に入るアウトレット品や中古品の購入がおすすめです。

他人の使用した家具や家電は使いたくないまた完璧な状態の製品が欲しい人でなければ、家具屋のアウトレットセールやリサイクルショップもチェックしてみてください。
アウトレット品や中古品の中には、原価より大幅に値下げした掘り出し物がたくさんありますよ。

費用を賢く抑えて楽しい新生活を始めよう!

1人暮らしやカップルでの同棲や結婚など、新生活を始める際には何かとお金がかかります。
暮らしは人間が生きていく中で重要な事柄ですから、まずは自分の無理の範囲で新生活にかける費用を決めておきましょう。

新生活の初期費用を抑えればその後の生活は楽かもしれませんが、削るべきでないところを削ってしまうと住環境や精神にも影響を及ぼします。
そのためにも、新生活の準備をする際は「自分がどう暮らしたいか」を考えて、自分の最適な暮らしを手に入れてくださいね!

めあり

アパレルショップ店長を退き、現在はWEBライターとして女性向け中心の記事を書いています。婚活中のアラサーインドア。

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