結婚間近、良好な関係だと思っていた彼に突然フラれた理由とは
目次
1人ぼっちの誕生日
26歳の貴方はとある男性とお付き合いを始めました。
お相手は1歳上の会社員。彼も結婚には前向きなようで「30歳くらいで結婚したいなあ」なんてことをいつも言っていました。
もちろん貴方も結婚には前向きです。彼を急かしたいわけではないものの、「30歳までには結婚したいな」という希望を心のどこかで持ち合わせていたことでしょう。
彼とは趣味や性格も合い、2人で楽しい時間を過ごしておりました。
時は流れて3年後。
付き合いたての頃のようなラブラブな関係でこそないものの、二人の関係は良好なままでした。
貴方もすでに29歳。彼には「30歳までに結婚したい」と時折言っていたので、彼もそろそろプロポーズをしてくれるかな?なんて想像していることでしょう。
そんなある日、彼から「大切な話がある」と言われて呼び出されました。
3年も付き合った彼氏。
「30歳くらいで結婚したい」と言っていた彼も先月の誕生日で30歳、彼の言う「大切な話」が何なのかどれだけ鈍い人だって感付いてしまうことでしょう。
期待に胸を膨らませ彼の元に会いに行くと、彼は神妙な面持ちで貴方にこう切り出しました。
「ごめん、別れよう」
そして彼は貴方と別れたあとすぐに別の女性と付き合い始め、31歳の誕生日を前にして結婚することになりました。
彼の結婚をフェイスブックで知った貴方は、1人で30歳の誕生日を迎えることになりました。
もしも貴方様がまだ20代前半であったなら、この話を笑って聞き流せたかもしれません。
しかし20代後半以上の女性にとって、この話は決して笑って聞き流せるものではないでしょう。
皆様の周りにも1人くらいはこんな経験をしている女性がいるはずです。
20代後半という貴重な時間を共に過ごしておきながら、30を直前にして急に手のひら返しをする男性は決して少なくありません。
それだけでも腹立たしいというのに、その男性が別れてからすぐに別の女性と付き合って結婚でもしようものならば、もはや殺意にも近い何かを覚えてしまうことでしょう。
しかし重ね重ねになりますが、現実的にこのような男性は決して少なくありません。
そんな男性が褒められた存在ではないのは私も全力で同意させて頂きますが、現実的に存在する以上、皆様が先ほどの物語の主人公になってしまう可能性も十分にあるのです。
それでは先ほどの物語の女性は一体なにがマズかったのでしょうか?
期限の女性と、目安の男性
「女性の結婚には賞味期限がある」なんて言ったら男女差別として非難されるかもしれませんが、残念ながら男性が女性の年齢を気にするのは間違いありません。
そのリミットは年々遅くなっているとは言え、未だに30歳という年齢が1つの基準であるのは間違いないでしょう。
現実的な話として、子供を産むのであれば30歳が1つの目安であるのは間違いありません。ですので女性が「30歳くらいまでには結婚したい」と思うのは生物的に至極当然のことなのです。
一方で男性は出産に関して、女性ほど年齢制限が厳しくはありません。もちろん男性も若い方が精子の数も質も充実しているのは間違いありませんが、40歳だろうが50歳だろうが子供を産むことは不可能ではないのです。
この違いは男女の結婚観に大きな違いを生み出しました。
女性は「30歳くらいまでに結婚したい」というような「締切型」の願望を持ちやすいのです。
一方で男性は「30歳くらいで結婚したいなぁ」という「目安」を持ちやすい傾向があると言えるでしょう。
先ほどの物語の女性もまさにこの点を誤解しておりました。
女性は「30歳までに結婚したい」という願望を持っておりましたが、彼氏は「30歳くらいで結婚したい」という願望を持っていたのです。
一見すると同じようなことを言っているように見えますが、残念ながら二人の願望は全く違うものでしょう。
「30歳までに」という締め切り型の願望を持っていた女性は、締め切りから逆算して行動をしていたのです。つまり26歳で彼と付き合い始めた時点で彼との結婚を想定しておりました。逆に言えば、彼との結婚を少なからず前向きに捉えていたからこそ、この女性は彼と付き合い始めたのです。
一方で「30歳くらいで」という目安型の願望を持っていた男性は、27歳で彼女と付き合った時点では結婚についてほとんど考えておりません。
締め切りがない彼は「締め切りから逆算して行動する」ということがないのです。
つまり27歳の彼は「結婚相手としてふさわしいかどうか」ではなく「恋愛相手として楽しいかどうか」という基準でこの女性と付き合いました。
男が結婚を考えるとき
締め切りで物事考えている女性は、締め切りから逆算して恋愛相手を選ぶ傾向が御座います。
しかし「目安」で考えている男性は、逆算して考えておりません。「30歳くらいで結婚したい」と思っている男性は、27歳のときに結婚を想定して彼女を選んだりしないのです。
それでは目安で考えている男性が結婚を真剣に考え始めるのはいつでしょうか?
それはずばり「30歳になった時」でしょう。
「30歳くらいで結婚したい」と思っている男性は、30歳になったときにようやく「俺も30歳になったし、そろそろ結婚しないと」と考え始めるのです。
そしてこのとき、先ほどのような悲劇が生まれてしまうことでしょう。
27歳の時、男性は「恋愛相手として楽しいかどうか」という基準で女性を選んでおりました。つまり27歳から3年間付き合っていた女性は「結婚相手」として考慮されていなかったのです。
もちろん偶然にもその女性が男性の結婚観にも合っている可能性もあるでしょう。
しかしそれは所詮偶然のことなのです。
「恋愛相手としてふさわしいかどうか」という基準で選ばれたその女性は、必ずしも「結婚相手としてふさわしい」とは限りません。
だからこそ先ほどの物語の女性は振られてしまったのです。
恋愛相手としてふさわしいという基準で選ばれた彼女は、彼の結婚観には合致しない人物でした。彼が結婚を真剣に考えていない時は最高のパートナーだったものの、彼が30歳になり結婚を真剣に考え始めると、彼女は最高のパートナーではなくなってしまったのです。
超速結婚はなぜ起こる?
「30歳くらいで結婚したい」と言っている男性は、30歳になるまで真剣に結婚について考えません。
それではそんな男性が30歳になったときにどのような行動を取るのかということを、先ほどの物語の男性を例にして解説させて頂きましょう。
彼は27歳のときに彼女と付き合い始めました。このときの彼はまだ結婚について真剣に考えておりませんので「恋愛相手としてふさわしいかどうか」という基準で女性を選んでおります。
彼女は「結婚相手としてふさわしいかどうか」で考えているにもかかわらず、彼の頭の中には「結婚」の二文字は存在していませんでした。
そんな彼も30歳になり、ようやく結婚を真剣に考え始めます。
もちろん彼だって最初は今の彼女との結婚を想像することでしょう。しかし今の彼女は「恋人としてふさわしいかどうか」という基準で選んだ彼女なので、結婚相手としてふさわしいとは限りません。
残念ながら今回の彼女様は「恋愛相手」としてはふさわしくとも、「結婚相手」としてはふさわしい相手ではありませんでした。
そのため彼は結婚のために別の女性を探し始めました。そして彼は結婚相手としてふさわしい女性を見つけたので、今の彼女に別れを告げ、その新しい女性とお付き合いをし結婚をしたのです。
ここで1つ非常に重要なポイントがあることにお気づきになったでしょうか?
実は先ほどの物語の女性は非常に酷い扱いを受けたものの、「最悪」ではなかったのです。
男性の心理をもう一度ご覧下さいませ。
1)「結婚を真剣に考えた彼は」
2)「今の彼女が結婚相手としてふさわしくないと気がついたので」
3)「結婚相手としてふさわしい女性を探し」
4)「その条件に合う女性を見つけた」
5)「そして今の彼女に別れを告げ」
6)「次の女性と付き合い結婚した」
ここで重要なのは4)と5)の順番で御座います。
彼は「次の女性が見つかったから」「今の彼女に別れを告げた」のです。
つまりもしも彼が次の女性を見つけるのに手間取っていたら、彼は今の彼女を振ることがありませんでした。
もちろん「振らない」からと言って、彼が今の彼女と結婚するわけではありません。残念ながら今の彼女様は、彼の結婚観に合致していない女性なのです。ですのでどれだけ待っていても、彼がプロポーズをする日は永遠に訪れません。
これこそが最悪の展開で御座います。
先ほどの物語の男性は30歳になってすぐに次の女性を見つけました。そのため女性は29歳で彼に振られることが出来たのです。
しかしもしも彼が次の女性を見つけるのに手間取ったら?
そう、彼女が振られるのが2年後3年後になっていた可能性もあるのです。
男性は基本的に次の女性が見つからない限り、今の彼女に別れを告げることはありません。ですのでたとえ今の彼女が結婚相手としてふさわしくないとしても、結婚相手としてふさわしい女性が見つかるまでは彼女を生殺しにすることが多いのです。
だからこそ30代で彼女と別れた男性は、すぐに別の女性と結婚をすることになるのです。
彼らは別れてすぐに結婚をするのではありません。結婚をする相手が見つかったからこそ、彼らは今の彼女に別れを告げているのです。
「女性の価値は年齢である」なんていう酷いことは言いませんが、結婚に関して言えば「年齢」という要素が非常に重要なのは決して否定できません。
その点、今回の女性は29歳で別れることが出来たのでまだ救いがあったと言えるでしょう。
目安の男を締め切りにしろ!
結婚だけが幸せだとは言いませんが、結婚が幸せの形の1つであることは間違いありません。
そしてこの記事をお読みの皆様の多くも、少なからず結婚に憧れを持っていらっしゃることでしょう。
それならば皆様が今回の物語の主人公にならないためにはどうすれば良いのでしょうか?
男性は目安でしか結婚を考えていませんので、その年齢になるまでろくに結婚を考えません。しかし、彼が結婚を真剣に考える年齢になってから振られたのでは遅いのです。
それならばその年になる前に、彼に結婚を真剣に考えさせなくてはなりません。
皆様の方から結婚の話をしてください。
男が結婚を考えないのであれば、こちらからプレッシャーをかけて結婚を考えさせなくてはならないのです。
そんなことをしたら嫌われるかも・・・・という不安は分かります。しかしそんな女性は「都合の良い女性」として彼の結婚相手から外れていくことでしょう。
何でも許してくれる甘っちょろい女性は恋人としては適切な存在ですが、結婚相手として考えるとこんなに頼りにならない女性はおりません。
結婚という自分の痛いところをついてくるような強い女性こそが、結婚相手としても頼りになる生涯のパートナーとして認定される女性なのです。