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「かわいそうな女」はナメられる 別れてすぐに口説いてくる男たち

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別れてすぐに口説いてくる男は、総じてクズばかり。
というのは、よく知られた経験則です。
だから別れてすぐはシングルに徹したほうがいい……という掟を破って、つい付き合ってしまった女がここにいます。

はい、たしかにクズを掴んだことが多々あります。
でもそれって、ズ男性を引きつける謎の力が、別れたての女にはあるってことなんです。

「かわいそうな女」が好きなクズ男たち

あなたが別れてすぐ、男性からは……というか、男女問わず周りからどう見えているかお気づきですか。
答えは「かわいそう」です。

そりゃそうでしょう。あなたは失恋してボロボロなのですから。
同情してくれる友達は多いにこしたことはありません。
むしろ、失恋して誰もかわいそうに思ってもらえないのだとしたら、それはそれでしんどいわ。

ただ、この「かわいそう」な状況って、クズを引き寄せやすいんですよね。

クズ男とは「劣等感を自覚できていない男」

ここで言う「クズ男」とは、自覚なき劣等感がある男性を指しています。

劣等感がダメってわけじゃないんですよ。
でも、劣等感を自覚していないのはダメです。
劣等感を自覚していない人って、人に嫉妬してしまうんです。

「東大生のくせに、仕事ができないんだな」と笑う人が学歴コンプレックスに無自覚だったり、
「どうせ俺の顔がブサイクだって思ってるんだろ?」と怒り出す人が顔面コンプレックスに気付いていなかったり、
自覚していない劣等感は、人を嫉妬に狂わせます。

そして、クズ男は自分が嫉妬してしまわずに済む「かわいそうな女」しか相手にできないのです。

クズ男にとって「失恋したての女」はとっておきの獲物

そんなコンプレックスと戦うクズ男にとって、失恋したての女は最高に「かわいそうな女」です。
自分より「かわいそうな女」なら嫉妬せずに済むのではないかと、寄ってきてしまいます。

「俺なら元カレと違って、お前を守れるのに」とか、
「俺なら一生大事にできる」と、相手を包み込もうとするのです。

やっかいなのは、彼らも自分が「かわいそうな女」に引き寄せられていると気づいていないこと。
コンプレックスにも無自覚だから、見下せる女を探していることにも無自覚なんです。

なぜこんなクズ男と付き合ってしまったのか?頭を抱える失恋女

そして、引き寄せる失恋したての女側も、クズを拒絶するパワーを持っていない時期です。
普段なら「男に守ってもらう必要って別にないんじゃない?」と思っている人でも、失恋したての時期は別。

「あー、このまま彼に守られたい」とか、
「彼だったらもう、楽できるかも」と、男気を発揮しているクズに惹かれてしまう。

恋愛は相互作用ですから、クズに惹かれる側にも理由があります。
ところが、女性が徐々に元気を取り戻していくと、クズ男はそれに耐えられなくなってしまいます。

「こんな露出の高い服を来たら、娼婦に見えるだろ」とか
「俺のことをバカにしてるんだろ、お前だけ大卒だからって」
などなど、もともと抱えていたコンプレックスを大開陳。
嫉妬にまみれたモラハラ攻撃をしかけてくるわけです。

そうして、クズの餌食になった女性は
「失恋してつらかった時期から立ち直ったと思ったら、またこれだよ」と、
頭を抱えることとなります。

クズ男を拒絶するパワーだけは温存しておこう

だから……たとえどんなに辛い失恋でも、クズ男を拒絶するパワーだけは温存しておきましょう。
「私、かわいそうな女じゃないんで」と。

たとえ心がボロボロで、毎日泣いて目がパンパンでも。
あなたは「かわいそうな女」としてナメられなくていいんです。
あなたはいずれ、立ち上がって元気になっていける、素晴らしい女性なんです。

だから、そこで「守ってあげる」という優しい、けれど自分をナメた男に引っかからないで。
彼らは彼らで、自分の苦しみに無自覚なだけの「かわいそうな男」なのですから。

かわいそう同士、惹かれ合うなんて悲しいこと、しなくたっていいじゃないですか?

トイアンナ

ライター。人生相談をこれまでに1,000件以上受けた経験から恋愛について執筆。書籍『恋愛障害 どうして「普通」に愛されないのか?』『モテたいわけではないのだ...

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