いつまでも失恋の辛い気持ちを残さない!恋人との未練を断ち切る方法
目次
彼氏にフラれてしまって生きる気力がない、仕事が手に付かないから早く忘れたい…。
恋人でなくても片想い中の男性に彼女がいたなど、シチュエーションは違えども失恋を経験したという女性は多くいます。
失恋の辛い気持ちを乗り越えるためには、失恋の事実を整理する期間と焦らない気持ちが大事です。
ここでは、失恋の辛い気持ちを忘れて新たな恋に踏み出すための対処法を期間別にお教えします。
失恋が辛い、苦しいと思うのはなぜ?
友人との喧嘩や仕事での失敗など、人生にはいくつもうまくいかないことが起こります。
しかし、なぜ同じ失敗でも失恋のショックだけがとても大きく感じ、その後も未練を残してしまうのでしょうか。
ここでは、失恋が苦しく辛いと思う主な理由について解説します。
脳内麻薬のドーパミンが関係しているから
失恋時に大きな喪失感を抱くほか、仕事に手が付かない位やる気が無くなってしまうのは、脳内物質の「ドーパミン」が関係しています。
ドーパミンとは別名脳内麻薬とも言われており、楽しい時や美味しいものを食べている時など、快楽を感じる際に分泌される物質です。
専門誌「Journal of Neurophysiology」2010年7月号に掲載された、ラトガース大学とアインシュタイン医科大学の共同研究では、失恋をした男女に元恋人の写真を見せた時にドーパミン神経が活性化されたことが分かっています。
参考:https://www.physiology.org/doi/full/10.1152/jn.00784.2009
ドーパミンは達成感のために面倒な仕事へのやる気を出すなど人間にかかせない物質の一方で、中毒性が高くアルコール依存やギャンブル依存などの危険性もある物質です。
恋愛中はお酒で気持ち良くなっている状態と同じですから、失恋後も恋愛中の快感をつい求めてしまいます。
失恋が苦しく辛いと感じるのは感情の問題だけでなく、脳の働きも関係しているとは驚きですよね。
自分を否定された気分になるから
失恋を経験すると辛いと感じてしまうのは、信頼されていた相手から自分を拒絶されたことを強く意識してしまうからです。
別れを告げられた時に相手が理由を明確にしていなくても「フラれた=拒絶された」と感じ、自分自身をすべて否定された気分になります。
自分が愛した相手だからこそこのような思考に陥ってしまい、心に大きな傷を残してしまうのです。
失恋の辛い気持ちはいつまで続く?
失恋をした直後はとても立ち直れないという気分になりますが、時が経つにつれて失恋のショックは改善されていきます。
しかし、失恋後の心の整理の仕方やその後の行動によっては、失恋後の辛い気持ちが続く期間は異なるのです。
ここでは失恋後の辛い気持ちが続く期間を大きく2タイプに分け、それぞれの特徴と失恋の辛い気持ちが続く期間を解説します。
短期間型
失恋後早くて1ヶ月遅くても半年間は失恋の辛い気持ちが続く短期間型の人は、交際期間が短い人や片思いをしていた人などに多くいます。
相手と過ごしていて幸せな気分になっている時間が短いまたは単純に一緒に過ごしていた記憶が少ないなどの理由から、比較的短期間で相手への未練を断ち切れるのです。
このような人は好きだった相手との思い出が少ないわけですから、他に好きな人が出来たりとすぐに次の恋愛に進めます。
長期間型
短期間で失恋の気持ちを切り替えられる人がいる一方で、長期間型は失恋後1年~数年間も辛い気持ちを抱えたままの状態の人のことです。
長年交際を続けていた人はもちろん、別れの事実を受け入れられない人も長期間型に当てはまります。
失恋後も交際中のLINEの履歴や手紙、写真を見返したりと楽しかった思い出を時々見返すという人は、長期間型に陥る傾向にあるので注意が必要です。
また「いつかやり直せるかもしれない」「この別れは冗談で本心は違う」などと、別れから背を向けてしまうのも危険。
長期間型の人は元恋人への執着からストーカーになったりうつ状態になったりと、精神的な後遺症を残すことがあります。
さらに失恋後に出会いがあっても元恋人や過去の恋愛にとらわれたままで、新たな恋をしてもすぐに別れてしまう可能性大です。
失恋時の辛い期間に実践すべき4つのこと
失恋後の辛い期間には何も手に付かず、ただただ失恋の傷が癒やされるのを待つだけ…。
時間は失恋の特効薬にもなりますが、時間の経過を待っているだけでは辛い気持ちが元恋人の憎しみや妬みに変わることも考えられます。
失恋を人生の糧の1つだったと昇華して次の恋に進むためにも、ここでは失恋の辛い期間に実践すべきことを4つ紹介します。
①失恋直後:辛い気持ちを吐き出す
失恋直後は大きなショックで何も考えられない、何も手に付かないかもしれません。
失恋したばかりなのに、すぐに相手のことを忘れるのは不可能です。
また無理に忘れようとして、不特定多数の男性と体の関係を持つなど自暴自棄になってしまっては元も子もありません。
失恋直後は無理に何かをする必要はなく、ただ失恋時に感じた悲しみや辛い気持ちを吐き出してください。
辛い言葉を口にしてみるまたは紙に書き出せば、少しすっきりとした気持ちになってくるはずです。
また過去の偉人たちが残した失恋に関する名言や、失恋を題材にした映画を観て涙を流すのもストレス解消法になりますよ。
イギリスの詩人テニスンは、失恋の辛い気持ちについて以下のような名言を残しました。
恋をして失った方が、一度も恋をしなかった方よりマシだ(It’s better to have loved and lost than never to have loved at all.)
人を愛することや大切な人を失う悲しみは、恋愛をした人にしか共有できない貴重な体験です。
人生を知る経験の1つとして失恋を捉えられるようになれば、失恋は癒えていくのかもしれませんね。
②失恋1ヶ月後:別れを現実的に受け入れる
失恋をして少しの期間が経過した後は、別れを現実的に受け入れるよう努力をしてみてください。
一度は愛した人との思い出に終わりを告げる行為はとても辛く悲しく、別れに向き合うことからつい逃げてしまいがちです。
しかし、元恋人はあなたと同じように悩んだ上で別れを選び、あなたが受け入れてくれると信じて別れを告げたのかもしれません。
もしも無責任な恋人であれば急に音信普通になってしまったり、一方的に攻めるような言葉を投げかけたりと、あなたをさらに傷つけていた可能性もあります。
別れを告げた彼氏を責めるのではなく、きちんと別れを告げた彼氏の気持ちを受け止めましょう。
別れを現実的に受け入れることで気持ちの切り替えが行われ、失恋で辛い時期とは異なる仕事への意欲や趣味へのやる気が出てくるはずです。
③失恋3ヶ月後:友人や家族と過ごす
失恋後は辛い気持ちや元恋人との思い出に支配され、他人と会うことに気持ちが向かないかもしれません。
しかし、失恋によって失われた自信や喪失感は、人と触れ合うことで徐々に満たされていくのです。
長年友好を深めてきた親友や仕事仲間、あなたのこと見守っている家族と過ごすことで、元恋人との出会いや別れがあっても傍にいてくれる大切な人の存在を再認識できるはずです。
④失恋半年後:出会いの場に参加する
失恋への辛い期間を終えるためには、新たな恋をすることも方法の1つです。
失恋の事実を受け止めて前よりも元恋人の事を考える時間が少なくなってきたら、友人を介して出会いの場を設けてもらったり婚活や恋活パーティーに参加したりと、自ら出会いの場を作る努力をしてみてください。
もしかすると、顔やスタイルが理想的な男性や失恋のショックを優しく受け止めてくれる男性と出会えるかもしれません!
恋の傷を癒やすのもまた恋愛、失恋の辛い記憶を再び幸せな記憶にするためにも、新たな出会いを探しましょう。
辛い失恋も時が経てば素晴らしい体験になる
辛い失恋を経験した直後は「もう二度と恋をしたくない」と、恋愛にネガティブな印象を抱くこともあります。
しかし、そんな失恋をした人でも再び恋をして幸せな結婚生活を送り、充実した人生を贈っているのです。
失恋直後は無理をして忘れることはせず、きちんと別れに向き合って徐々に心の傷を癒やしていくことが大事。
できれば経験したくない失恋でも辛い気持ちや悲しみを乗り越えた事実は、今後人生を生きる上でかけがえのない体験になることでしょう。