20代で2回結婚することになった女性の恋愛事情
みなさんは結婚にどのような理想を持っていますか?
筆者はジャスト30歳という正に結婚への意識が高まりやすい年齢ですが、東京にいると30歳を過ぎても独身の女性友人が多く、そこまで焦っていないのが本音…。
しかし、そんな筆者でも結婚について少しは焦りを感じ始める出来事が起こりました!
それが高校の同級生が20代にして、2回目の結婚をしたことです!!
インスタでその報告を見たそのときの衝撃ときたら、
「私30歳で一回も結婚したことないのに、なんでこいつ20代のうちに2回目も結婚してるの!?」
頭を撃ち抜かれるダメージを受けました。
しかもその友人の初婚の結婚式に参加していたため、離婚の報告も聞いていなかったので、若干パニックです。
「ついこの前結婚してませんでした…?」
結婚式に行ったのが、確か2年ほど前なのにどんなスピードだよ…
そんな美味しいネタは聞くしかない!
ということで、どんな経緯で20代のうちに2回も結婚するに至ったのか聞いてきました。
恋多き友人クミ先生
「クミ先生」とは、高校生時代から常に恋愛至上主義で、男が途切れたことない友人に対して、高校の仲良しグループで集まるときに自然とついたあだ名です。
その豊富な恋愛経験にみんな敬意を評して「先生」と呼び始めました。
クミ先生は元々東京にある大学病院で働いていた看護師でした。
そんなクミ先生の恋愛遍歴と言ったら、
「頭おかしいと思われる」
と本人が言うほどのものです。
その頭おかしいほどの経験もそのうちに掘り返してやります。
憧れで結婚した26歳の初婚
クミ先生の初婚相手は航海士でした。
航海士は半年間海の上、3カ月は日本というサイクルで働いているそうです。
そんな特殊なライフスタイルから、元旦那はクミ先生より年下でしたが、付き合い始めてすぐに結婚を望んできました。
その当時クミ先生は26歳。
周りの友人の結婚、出産が続いて結婚への憧れがピークだったそうです。
数知れない男性とお付き合いをしてきたクミ先生も憧れから、結婚を決めました。
「本当に彼のこと好きなのかな?好きなんだ!信じよう!」
勢いだなと感じながらも、そのまま入籍しました。
結婚式2カ月前にまさかの浮気
籍を入れて結婚生活をスタートした二人ですが、クミ先生は籍を入れてから、心の底から彼のことが好きではないと気づいてしまったそうです。
本当に好きな相手ならちょっと嫌な部分があっても許せてしまうのに、元旦那の場合は、嫌だと思うところが鼻についてしまいます。
つい文句を言ってしまったり、イライラすることが増えたり優しくできません。
半年間も離れていたのに、帰ってきて突然3カ月も一緒にいることになると何かとストレスを感じることも多く、つい冷たく当たってしまいました。
そんな雰囲気を感じ取りつい出来心だったのでしょうが、元旦那が結婚式の2カ月前に出会い系アプリで女の子とデートの約束をしていることが発覚してしまいます。
クミ先生は半年間元旦那がいない間、
「一人で結婚式の準備を頑張っていたのに…」
とショックと怒りで、こんな人と結婚式したくないと元旦那を家から追い出しました。
周りからの説得により結婚式へ
しかし結婚式まで2カ月を切っており案内状も出しているため、もう引き返せません。
友人や家族から
「男の人だからそういうことは1度や2度はある」
と説得されます。
クミ先生も直接的な現場を見たわけではなく、ただのデートって言っているからと、許してあげることにしました。
そんな裏話があったのかと、その結婚式に参列したものとしては非常に複雑な気分です…
まさかの流産 元旦那の無神経な言葉に怒り爆発
結婚式が終わって1カ月後に元旦那がまた船に乗りました。
その後一人でいるときに妊娠していることが発覚。
しかしタイミングが悪く、6週目くらいで流産してしまいます。
そのときのクミ先生は心も体も本当にボロボロだったそうです。
日本にいない元旦那に
「子ども出来てたんだけど、病院行ったら流産してて、さすがに元気ないわ」
LINEで伝えると、その時は
「大丈夫?そばにいてあげられなくてごめんね」
と優しい言葉が返ってきました。
しかし、次の日
「船長にお嫁さんが看護師だと、医者と浮気するから気を付けた方がいいよって言われた」
となんとも空気の読めない謎のLINE が届いたそうです。
元旦那にどんな意図があったかわかりませんが、クミ先生は
「流産の手術もしてそれどころじゃない!なのになんでこの人は、そんな呑気な冗談が言えるの!?」
心身ボロボロだったクミ先生は元旦那の無神経さに怒りを通り越し
「この人と一生添い遂げるのは無理!」
と離婚を決意しました。
続く元旦那の無神経発言
「別れる原因って俺の浮気が直接の原因じゃないよね?」
との問いにクミ先生は
「色んな原因があって、そういう結論に至ったんだよ」
と伝えました。
するとそれに対し、
「良かった。慰謝料とか請求されるじゃないかと思った」
また無神経な言葉が届きます。
無神経さはさらに続き、
「テレビとかエアコンとか高いの買ったやつは全部俺が持って行くから、それ以外は面倒くさいから売るなり、処分するなりどうぞ」
そんなやりとりがあったものの無事に離婚が成立。
クミ先生 恋愛マーケットに舞い戻る
結果、元旦那との結婚生活は籍を入れて1年半くらいのものでした。
離婚後、恋愛マーケットに戻ったクミ先生は再び恋愛を楽しんだそうです。
ただ一度流産してしまった経験から、出産は体質的に難しいのかもと結婚には怖気付いてしまいました。
離婚後に付き合った彼氏の中でも「結婚してほしい」という人は何人かいましたが、なかなか結婚まで踏み出せません。
バツイチになってからも、数人からプロポーズされているなんてさすがクミ先生です。
もはや意味がわかりません。
結婚には進まないズルズルした付き合いを続けているときに、4年ほど前に付き合っていた元カレから連絡がきました。
忘れられない元カレとの再会
その元カレは、まだクミ先生が東京の大学病院で働いているときに、飲み会で知り合った人でした。
たまたま住んでいる所が隣の駅で、出会ってすぐに付き合うことになったそうです。
週3、4くらいは家に行くほど仲の良い関係でしたが、1年くらい付き合った後に相手が仙台に転勤することになりました。
クミ先生は「遠距離恋愛なんて無理」と別れることにします。
しかし、特に嫌いになって別れたわけではないので、彼が東京に来るたびに食事をするなど、年に2、3回は会う関係が続きました。
元カレからの突然のプロポーズ
離婚後もまた連絡を貰って会うことになり、そのときの彼氏の愚痴や、仕事の愚痴を聞いていてもらっていました。
そしてそんな関係が続いているときに突然
「俺がクミちゃんと結婚したいって言ったらどうする?」
と元カレが言い放ちます。
「何言ってるんだろこの人?」
クミ先生もビックリしたそうです。
「1年半くらい前からクミちゃんと結婚するのかなと思っていて、半年くらい前からいつプロポーズしようかと考えていた」
クミ先生は自分が結婚して離婚した事実も知っていて、今の彼氏と付き合うまでの経歴も知っているのに、そんなことを言い出した元カレに、それはもう驚いたそうです。
元カレが
「俺の幸せってなんだろうなって考えたときに、35年間生きてきて一番楽しかったのがクミちゃんと付き合った1年だったんだよね」
とクミ先生への想いを話してくれました。
ドラマかよ…
それを聞いたクミ先生はすごく感動し、嬉しさがこみ上げます。
でも今付き合っている彼氏もいるし、「すぐには答えを出せない」と伝えます。
でも一晩寝たら答えが出たそうです。
次の日元カレに「いいよ。結婚しよう」
そうして晴れて元カレは現旦那になりました。
ドラマですね…
幸せな2回目の結婚生活
クミ先生は言います。
「本当に好きな人と結婚すると、なんでも許せてしまう」
1回目の結婚のときと比べると、気持ちがまったく違い幸せ度が高く、
「今が人生で一番幸せ」
と思えるそうです。
元旦那さんのことを神のような人と語り、「この人と結婚して本当に良かった」とノロケが止まりません。
良かったね!!
20代で2回結婚したクミ先生からのアドバイス
クミ先生から結婚へのアドバイスを頂きました。
結婚は本当に好きな人と結婚すること
本当に好きな人だったら少し嫌な部分も許せます。
嫌な部分ばかりが目に付くなら、本当に好きではないのかも。
結婚を逃げ道にしない
クミ先生が元旦那にプロポ―ズされたとき、大学病院で看護師をしていたため、非常に忙しい状況でした。
結婚したら夜勤から逃げられるという気持ちがあったと言います。
やりたいことや仕事を中途半端にして、結婚したら楽になるかもと逃げ道にしてしまうと、結婚が上手くいかなかったとき、自信や自分の軸などすべて失くしてしまいます。
ある程度恋愛経験を積むこと
経験を積むとビビッと来る人と、来ない人がわかるそうです。
ビビッときた人と結婚する方が幸せになります。
ただ、経験を積み過ぎても危険
周りの結婚の話を聞いて、じゃあ私はこういう人にしよう、こんな人はダメなど、理想が上がってきてしまいます。
気づけば手の届かない理想を描いて、結婚を逃してしまいます。
結婚にはある程度の妥協が必要。
豊富な恋愛経験が成せる技
クミ先生の結婚話を聞いて、
「なるほど!元カレだったから結婚するまでがスピーディーなんだ」
とものすごく納得しました。
クミ先生の過去の恋愛歴があったから、20代で2回も結婚することが可能だったわけです。
星の数ほど元カレがいれば、その中にすでに結婚相手にふさわしい人がいても不思議ではないのかもしれません。
「人生で一番楽しかったのが、クミちゃんと付き合っていた1年」
そう言わせるクミ先生がさすがとしか言いようがありません。
たくさんの男性とお付き合いをしてきたクミ先生だからこそ成せる技なので、一般的な経験値の人は、少しでも経験値を積むことを頑張りましょう。