ヤバい元カレシリーズ① サークル内の女性食い散らかし男
目次
男性とお付き合いをしたことがある女性ならきっと元カレのことを思い出し、「あんなことあったなー」「楽しかったなー」と懐かしみ、胸が切なくなることもあるでしょう。
しかし中には「なぜあんな男と付き合ってたんだろ?」と過去の自分を疑いたくなるくらい、変なヤツと付き合っていたという闇がある人もいるはず。
この「ヤバい元カレシリーズ」では、そんな今思えば最低だったとか、ありえないという男性と付き合った経験のある女性をご紹介していきます。
筆者の友人のジュンちゃんは1歳年上でスタイル抜群のクールビューティーです。
男性からの人気も高く常に彼氏がいるモテ女です。
しかしそんなジュンちゃんにもヤバい男と付き合ってしまった闇歴史があります。
そんなジュンちゃんの付き合ったヤバい元カレとはどんな人だったのでしょうか?
出会いは数合わせの合コン
ジュンちゃんとそのヤバ彼(ヤバい元カレの略)が出会ったのは合コンでした。
実はその当時ジュンちゃんは彼氏がいましたが、数合わせのために急遽友達に呼ばれて合コンに参加をしたのです。
ジュンちゃんは合コンの席ですが、彼氏がいて数合わせのために参加したことをちゃんと伝えたそうです。
男性側から若干ブーイングが起こったそうですが、そのヤバ彼だけは「気にしないでいいよ」とフォローをしてくれました。
合コン後全員でLINEグループを組むと、ヤバ彼から連絡が来ます。
合コンの最中の会話でお互いテニスをすることがわかったので、ジュンちゃんが参加しているテニスの交流会に誘ってほしいと依頼がきたのです。
彼氏の存在を知りながら猛アプローチ
テニスの件でちょこちょこと連絡を取り合っていると、ヤバ彼から突然「今日これからお茶しない?」とお誘いがきます。
「1時間程度なら大丈夫そう」と誘われるままにお茶をしに行くと、「ジュンちゃんって可愛いよね」「素敵だよね」とヤバ彼がすごい勢いで褒めてきました。
彼氏がいるということを知っているのにも関わらずアピールの強さにジュンちゃんもビックリしたそうです。
しかし、女性って基本的に押しに弱い人が多いです。
可愛いと言われたり、ストレートにアプローチされたりすると、大抵の女性は嬉しいし、その男性のことが気になってきます。
ジュンちゃんも例外に漏れずそうでした。
しかもタイミングの悪いことにその当時付き合っていた彼氏との関係も今後どうしようかと悩んでいたときだったので、彼に気持ちがグラッと傾きました。
ヤバ彼はジュンちゃんより2歳年上で爽やかな見た目に、コンサルの会社でそこそこ稼いでいる、なかなかのハイスペック男性です。
ゴルフがとても好きで、自分自身で70人が所属する社会人ゴルフサークルを立ち上げ運営をしているような、行動力とリーダーシップのある人物だったのです。
私はジュンちゃんの当時の彼氏のことを知っていますが、スペックを比べると圧倒的にヤバ彼に軍配が上がりますね(笑)
「お試しでいいから付き合って」あまりのグイグイさに付き合いスタート
当時ゴルフを少しかじり始めていたジュンちゃんは、ヤバ彼からゴルフを教えてあげると提案されます。
ゴルフを上手くなりたい上、ヤバ彼のことが気になっているジュンちゃんに断る理由はありません。
仕事後、ゴルフ練習場近くで待ち合わせすると「疲れたでしょ?」と高級なチョコを買ってきてくれ、ゴルフを始めたばかりのジュンちゃんに上手くなるポイントをまとめた、手作りのパワポの冊子を持ってきてくれたのです。
冊子にはご丁寧に「ジュンちゃんのポイントはここだ」と、ところどころ名前が書かれていました。
この気遣いに感激したジュンちゃんはさらにヤバ彼に気持ちが動いていくことを感じました。
ゴルフ後、毎日LINEが送られてきて、「彼氏がいることは知っているけど好きだ」とLINEで告白されたこともありました。
当初予定していたテニス交流会に一緒に参加したときも、ヤバ彼の行動は誰が見ても明らかにジュンちゃんに好意を持っていることがわかるもので、周りの友人からも「あの人ジュンちゃんのこと相当好きだね」と言われるほどでした。
テニスの帰りについにヤバ彼から直接告白をされます。
「彼氏がいるのはわかってるから、期間を設けて俺とも試しに付き合って欲しい」
「俺とその彼氏を比べて決めて欲しい」
なんとヤバ彼から同時に二人と付き合うよう打診があったのです。
ずるーーーい!当時の彼氏はヤバ彼の存在なんて当然知らないのに、一方的に勝負仕掛けるって、余りにもずるくないか!?
しかし、ジュンちゃんにとっては悪い話は一切ありません。
早くケリをつけるためにもジュンちゃんはその提案を受け入れ、ヤバ彼と付き合い始めました。
釣った魚に餌をやらないタイプだったヤバ彼
お試しで付き合い始めるとヤバ彼の愛情表現はとてもマメで、少しでも時間があれば電話をかけてきて、なにかある度に「好きだよ」と伝えてきました。
お試しで付き合い始めた瞬間から、もうすでに勝負は見えていましたがジュンちゃんはヤバ彼に乗り換えることを決め、当時の彼氏に別れを告げました。
しかし完全にヤバ彼に乗り換えて2週間も経つと「あれ?」と思うことが多くなってきます。
あれだけ「好き」言ってきたり、隙あらば電話してきたりしたのに、それがどんどん少なくなってきたのです。
いわゆる釣った魚に餌をやらないというパターンですね。
デートもゴルフ、映画、ホテルの3パターンしかなく、ジュンちゃんが「ここ食べに行きたい」と言っても「いいね」と返事は来るものの一切決行されることはありません。
お互いの家が遠かったので、ホテルに行く日をあらかじめ決めて、仕事終わりの19:00に待ち合わせてなんとそのままホテルに直行するデートプランも多々あったそうです。
ジュンちゃんのこれまでの経験上、付き合っている彼とホテルに行くためにだけ会うことはありませんでした。
歴代の彼氏の中でこんな風に付き合ってから態度が変わる人はいなかったそうで、ジュンちゃんは相当戸惑いました。
自分のサークルの女性に手出し過ぎ事件
色々とヤバ彼に対して疑問を募らせていたジュンちゃんが「こいつマジやべー」と思う決定的なことがありました。
付き合い始めて3カ月が過ぎた頃、彼が運営しているゴルフサークルに大学時代の友人を誘って参加をしたのです。
みんなでゴルフをした後に海に行って飲むという企画でした。
朝から彼がジュンちゃんと友人を車で迎えに来てくれたのですが、その車には他のサークルメンバーも同乗していて、その中に24歳と35歳の二人の女性がいました。
ジュンちゃんはその二人とヤバ彼の距離感が異常に近いことを感じました。
女の勘が働いたのです、「この二人と絶対何かある」。
ゴルフをして海に行った後もジュンちゃんの疑念は膨らんでいくばかりです。
参加している女性みんなとの「距離感がおかしい…」
ジュンちゃんは、サークルに参加したてのジュンちゃんに対してとても親切にしてくれた女性のMさんに思い切って話を聞いてみました。
「〇〇さんって、このサークル内で結構遊んでたりしてます?」
「そうだよー。だから気を付けた方がいいよ」。
となんのためらいもなくMさんから返答がきました。
さらにMさんの言葉は続き、
「女性メンバーの半分から3分の2は、過去形か現在進行形で食べられてるよ」
70人ほどのサークルは男女ほぼ半々のため、女性メンバーは30人以上います。
「私も実は合コンで出会って、〇〇と付き合ってたことあるんだけどね」
「見てみて、あの子は最近入った子だけど、あれはもう相当ヤラれてるね」
Mさんから次々繰り出される言葉にジュンちゃんは恐怖を感じました。
しかし、そこでさらにMさんから衝撃の一言を告げられます。
「しかもあいつ同棲してる彼女いるからね」
ビールぶっ掛けて破局へ
Mさんの話にダメージを受けたジュンちゃんは、用意されていたお酒をたらふく飲みました。
飲まずにはやっていられなかったのです。
酔いが回ってきたジュンちゃんは、ヤバ彼に近づくとビールをかけながら「気持ち悪い」「別れて」「死ねよ」と酔った勢いでぶちまけました。
結局それきりちゃんとした別れ話をすることもなく、ヤバ彼とは破局を迎えました。
一緒にゴルフサークルに参加した友人にも「あの人とは別れることにする」と報告をしたところ、友人から「絶対その方がいい」と力強く肯定されました。
なんとヤバ彼はジュンちゃんの友人に対して、「今度二人でゴルフしよう」と誘いの連絡をしていたのです。
とんでもねー男ですね…
なぜ食い散らかしまくってるサークルに彼女を呼ぶのか謎過ぎる…
世の中には神経の図太い男がいたものですね…
自分が食い散らかしまくってるサークルに普通彼女誘いますか!?
バレるに決まってるじゃん…
ジュンちゃんもなぜこのサークルに自分が呼ばれたのかは謎のままです。
でもとにかく真実を知って早めに別れることができて良かった!
こんな意味のわからない男に時間を使っているのはもったいないです。
ジュンちゃんはビールを人に掛けたのはあれが最初で最後で、いい経験をしたと今では笑い話にしています。
人には誰しも闇歴史があります。
なぜあんなヤツなんかと…、と思うような話はすべてネタにしてしまいましょう。