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こんな男は要注意 サイコパス系クズ男が使う典型的な手口教えます

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世の中には、善人がいれば悪人もいるものです。

他人を幸せにすることで自分も幸せになる利他的なひともいれば、他人を傷つけることで喜びを得るサディストや、徹底的に自分の幸福にしか関心のないサイコパスもいます。

そういうサディストやサイコパスが世の中でしっかり罰せられるかと言えば、必ずしもそうではありません。

 

「憎まれっ子世に憚る」なんていうことわざにもあるように、ビジネスなどの分野で大成功を収め、ことわざ通り「世に憚って」しまう。そんなことも珍しくありません。

それは恋愛においても同様です。恋人とふたりで幸せな関係性を築いていきたいと考える人もいれば、自分の利益のために異性を利用しようと考える人もいます。

 

なんとも悲しいことに、自分の利益のことしか考えないようなサイコパスはモテる傾向にあります。

クズであることは恋愛において、多くの場合アドバンテージになってしまうのです。

 

サイコパスとの恋愛は、楽しいですが疲弊します。彼らの典型的な手口は刺激を与え続けることで人間関係を支配するやり方ですが、そういう関係性に深入りし過ぎた結果、取り返しのつかないような傷を負ってしまうことも珍しくありません。

できることなら、そのような「刺激的で楽しいけれども傷つく恋愛」からは一定の距離を置いた方が、人生のトータルで見たときの幸福度は高い──筆者はそのように考えています。

そこで本稿では、サイコパス系クズ男が使う典型的な手口についてご紹介しましょう。あなたの好きな人は大丈夫でしょうか…?

 

「褒める」ことで感情をコントロールする


いわゆる「恋愛感情」の正体は、脳内に存在する様々な脳内物質やホルモンであると言われています。

緊張感や興奮を司るアドレナリン、報酬による高揚感や悦びを司るドーパミン、寂しさや人恋しさに関係するセロトニン、排卵周期の影響を受けるエストロゲンなど。

恋心のような特別に思える感情も、冷めた見方をすれば単なる脳内物質の引き起こす生理的な作用です。

 

恋愛サイコパスは、「脳内物質を如何に出させるか?」という視点から人間関係を操作しようと目論みます。自分にとって都合のいい行動をしたときに、脳内物質を出させるようにする。

そのような状況に持っていこうと、恐ろしいまでの努力を注ぎ込みます。

 

典型的な手口の第一は、褒めることです。

もちろん、恋愛、もとい人間関係において、褒めること、称賛することは自然なことです。

学校や会社や家庭など、色々なところで人は褒め合いますし、それは人間関係を円滑に進めていく上で有益な行動です。

 

ただし恋愛サイコパスの「褒め」は通常と少し異なります。彼らは自分にとって利益になる行動をしたときしか絶対に人を褒めないのです。

対等な友人同士なら、褒めることはより自然に発生します。髪型、ファッション、日常のちょっとしたラッキー、些細なことを褒め合うのが自然です。

 

しかし「褒める(≒正の感情的報酬)」ことを武器に他人を操作しようとする人間は、絶対に些細なことでは他人を褒めません。「褒める」言葉は他人を操作するための貴重な資源であり、だからこそその浪費を嫌う──というのが操作的な人間の一般的な傾向です。

 

「褒める」ことよりも「貶す」頻度が飛びぬけて多い人も要注意です。

とにかく貶し続け、否定し続け、自尊心を低めに維持させておいて、利益になるような行動を取ると一定確率で「褒める」。

否定し続けることで不安な感情を喚起し、褒められることを期待させ、そのように行動したら褒める。

これはホストクラブなどでよく使われるテクニックですが、恋愛サイコパスが好んで使いたがるテクニックでもあります。

 

「不安」を利用する


「不安感」も恋愛サイコパスが好んで利用する感情のひとつです。当たり前ですが、普通の人間は好きな人を不安にさせることを好みません。

もちろん日常の忙しさや様々な事情から意図せず不安感を与えてしまうこともありますが、それに対して申し訳ない気持ちを抱いているのが普通です。

 

しかし恋愛サイコパスは、パートナーが不安感を抱いていると、それを「より自分に依存させる」ためのチャンスとして捉えます。不安につけこもうとするのです。

 

一般的に、不安感から逃れたいと思うとき、ひとは他人に対しより寛大になってしまうものです。

お金を貸したり、過去の重大な過ちを許したり、自分に不利な約束をしてしまったり……。

不安から逃れたいという思いから、そんなことをしてしまった記憶は誰にでもひとつやふたつあるのではないでしょうか。

 

恋愛サイコパスは、人間関係を有利に進めるために、あえて女性に不安感を抱かせるという手法を頻繁に使います。

なんの理由もないのに突然連絡しなくなったり、急にそっけなくなったり、些細な事で激昂してみせたりします。

そうしてパートナーを不安にさせて、それを「埋め合わせる」ために様々な要求を飲ませるのです

 

不安から逃れるために不利な条件を飲んでしまった側は、時として多額のお金を請求されたり、アブノーマルなセックスに応じることを強要されます。

そのような関係は心に傷を負わせ、長年の苦しみに結びつきがちです。

 

他人のコントロールに快感を覚えるひとたち

恋愛サイコパスはなぜこのようなことを繰り返すのでしょうか。

もちろんお金のためだとか、アブノーマルな性癖を満たすために女性をコントロールする人もいますが、それを主目的にしているクズ男は必ずしも多数派ではありません。

他人をコントロールし、意のままに操ろうとする。

そんな彼らの動機は「コントロールそのもの」にあると個人的には考えています。そう、彼らは他人を支配すること、それ自体に喜びを見出しているのです。

貶して、褒めて、依存させる。

不安にさせて、不利な約束を飲ませる。

 

ふつうの感覚なら

「めんどくさいな」

「そんなことパートナーにやりたくないな」

と感じると思いますし、それが当然の感覚です。

 

しかし、他人をコントロールすることが好きで好きでたまらない人というのも、世の中には確実に存在します。

そしてそういう人たちは、あなたが思っている以上に沢山いるのです。

 

支配に快楽を覚える人間と付き合った果てにあるのは、破滅だけです。

自分もこういうパターンにハマってるんじゃないか?と自覚したあなた。

全速力で彼から逃げましょう。待っているのは、破滅だけです。

 

小山 晃弘

ライター。メンヘラ.jpの編集長として、メンヘラの生態に深くかかわっています。

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