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マッチングアプリで心を病まないために…ヤリモク男対策の全て

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今や恋愛市場において着実な存在感を示しつつある「マッチングアプリ」。

インターネットでの出会いというと、ちょっと前までは「出会い系サイト」などと呼ばれマイナスなイメージが付きまとっていたものですが、ここ10年ほどですっかりイメージも変わりましたよね。

今や恋活はもちろん、婚活においてもマッチングアプリは主流中の主流。

読者のみなさまも、新しい恋を探すためにマッチングアプリにチャレンジしてみた方は多いのではないでしょうか。

そんなマッチングアプリですが、悲しい落とし穴があることもまた事実。

最大の落とし穴は何かと言えばもちろん、ヤリモク問題でしょう。

恋人や結婚相手を探していたつもりが、セックスだけされて逃げられてしまう…。

こういう経験が積み重なって、マッチングアプリから距離を置いてしまった方も少ないないのではないでしょうか。

本稿では男性目線の考え方から、マッチングアプリにおける「ヤリ逃げ」問題について考察していきましょう。

そもそも男の側は「ヤリ逃げ」とすら思ってない


これは女性読者にはなかなか理解されない事実かもしれません。

ヤリ逃げ男はそもそも、自分がヤリ逃げしてるという自覚すら無いんです。

どういうことなのでしょうか。セックスのし過ぎでヤリチン共の脳細胞は死滅してしまったのでしょうか。順を追って説明していきましょう。

まずそもそもの話、男は好きじゃない女性とも普通にセックスする生き物です。

もちろん女性の中にもオープンリレーションを楽しむ方は多々いらっしゃるわけですが、男たちのハイパーオープンリレーションっぷりに比べれば、その性別間での傾向はかなりはっきりしていると言えるのではないでしょうか。

この「好きじゃなくてもセックスできる」とは、「愛してなくてもセックスできる」「惚れてなくてもセックスできる」という意味ではありません。

 

ぶっちゃければ

「うわ…こいつ全然好みじゃないな」

と思っている女性とさえ普通にセックスできる、というかセックスしようと努力すらする傾向が男性にはあります。

そうです。男は「無いわ~」と思っている女性とすらセックスするのです。

 

何故、そんなことをするのか。

これぞ、哺乳動物のオス・メス間における繁殖行動の差……。

つまりメスは妊娠することに生存上のデメリットがあるので生殖するオスを厳しく吟味する傾向にありますが、オスは射精すれば終わりなのでとにかく沢山のメスに遺伝子をばら撒こうとする……。

というのがこの謎に対するひとつの答えかもしれません。

つまり何がいいたいかと言うと、男にとって、セックスは一次試験なのです。

 

セックスした上で、ものすごく身体の相性が良いとか、性格のフィーリングが合うとか、そういうプラスアルファがあれば真剣な交際を考える。

とりあえずセックスして、そこから考える。

だから彼らの主観的な意識では、それは「ヤリ捨て」ではないのです。

 

「付き合う気もないのに身体目的でセックスした」

のではなく

「セックスした上で諸々吟味したけれどパートナーとしては失格」

というのが、多くのヤリ捨て系男子の考えていることなのです。

 

「一次試験のセックス可否判定には合格したけど、二次試験のパートナー適格審査には失格。だからLINEブロックするね」

女性から「ヤリ捨て」と目されてる男子の本音をわかりやすく文字化すれば、このような感じになるでしょう。

マッチングアプリで心を病まないために


こうした男たちの振る舞いに傷つかないために、女性が取り得る自衛手段はあるのでしょうか。

まず、「身体目的の男を事前に見抜く」のはほとんど不可能だと考えてください。

 

前述したように、純粋な身体目的の男というのはそこまで多くありません。

多くの男はセックスを一次試験として、二次試験に落第した相手を切っているだけです。

そういう男たちの多くは真剣に恋愛相手を探したいと考えていますし、婚活に前向きな人だって少なくありません。ですから彼らの態度や振る舞いから「身体目的か否か」を見抜くことはほとんど不可能なのです。

考えられる最も確実な対策は、「簡単にセックスを許さない」ことでしょう。

一次試験であるセックスを無理やり先延ばしにすることで、内面を吟味する二次試験を無理やり開始させる。ノーセックスでもフィーリングが合ったと確信できる相手にのみ身体を許せば「ヤリ捨て」リスクは大幅に軽減します。

もちろん、この戦略にも全くマイナスの側面がないわけではありません。

 

まずノーセックス戦略を採ることで「めんどくさい」と見なされるリスクが大幅に上昇します。

特に東京をはじめとする大都市圏はカジュアルにセックスする恋愛文化が根付いていますから、そのような地域でノーセックス戦略を持続させるのは決意と気合いが必要です。

そもそもノーセックス戦略を採れば単純な話自分もセックスできなくなるわけで、その場合の欲求不満や寂しさに耐える必要があるのもまたマイナスポイントでしょう。

 

ともすると最大のマイナスポイントは、女に異様にモテるハイスぺ男子たちにアプローチしにくくなることかもしれません。

彼らは豊富な選択肢を持っていますから、ノーセックス戦略を取ることで一次試験を拒否すれば「あっそ、じゃあ次のひと行くね」ということで即座に切られる確率が大幅に上昇します。

筆者としては、ハイスぺ男子とマッチしても家庭の幸福には結びつかないと考えているので、これはむしろ長所なのではないかとすら思うわけですが。

そうは言っても世の女性の多くはハイスぺとの恋愛を求めているわけで、やはりこれはマイナスポイントとして数え上げなければなりません。

 

ここまでをまとめると、

ノーセックス戦略のメリット

・ヤリ捨てされなくなる

・真剣な交際相手を探しやすくなる

 

ノーセックス戦略のデメリット

・「めんどくさい」と見なされる

・セックスできにくくなることの欲求不満や寂しさ

・ハイスぺ男子とのマッチ率低下

 

といったところでしょうか。世の中は何事も等価交換。得しかない選択肢というのは中々ないものだと思わされます。

ヤリ捨てされることがどれほどの精神的ダメージになるかは、個々人の考え方によって大きく違ってきます。また真剣な交際相手というメリットがどれほどの価値を持つのかも人それぞれという所でしょう。

ただし筆者としてはノーセックス戦略を強くオススメします。

 

男と遊んで遊ばれて、そんな若い時代を楽しむのも良いですが、やはり人間の幸福の源泉は安定した人間関係です。

100人の男と遊ぶより、1人と男と添い遂げる方がよっぽど幸福度は高い。これは偏見ではなく、多くの実証的研究が裏付けているファクトですらあります。

人生において何を優先するのか。先に述べたように、世の中は何事も等価交換です。全てを手にすることはできません。

 

自分の人生にとって何が本当に重要なのか。

それをじっくり考えた上で、より良い決断が下されることを願っています。

小山 晃弘

ライター。メンヘラ.jpの編集長として、メンヘラの生態に深くかかわっています。

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