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押しに弱くて既婚者の誘いすら断れない貴方も、不倫をやめる劇薬があります

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優しくも切れ味鋭い人生相談で女性ファンから圧倒的な支持を得ているラブホの上野さん。
今日は「男を見る目がないから、不倫を卒業できない」とお悩みの女性から、切実なご相談です。

【相談】
私は男性を見る目がないと友達からよく言われます。
今も、口説いてきた既婚男性と2年にわたって関係を続けており、さらに他の既婚者との関係も断りきれずにいます。
不倫をやめなよ、と友達にも言われるのですがまともな恋愛ができる自信がないので、このままだと孤独死するんじゃないかと思ってしまい、不倫卒業ができません。
結婚願望はあるのですが、どうしたらいいでしょうか。

【回答】
ご質問誠に有難う御座います。
「これこれこういう理由でこうだから、今すぐ別れた方がいい」というような理屈を捏ね回すことは出来なくもありませんが、そんな捏ね回した理屈をどれほど並べようともご質問者様の人生には何の影響も与えないでしょう。

残念ながら私はご質問者様と同じような状況で、自分から状況を打ち破った人間を1人も知りません。
これまでに何人も何十人も何百人も似たような境遇の方をお見かけしてきましたが、自力で何とかした人は1人もいないのです。

ですのでご質問者様が自分の力で何とか出来るなんていう奇跡はまず起こらないでしょう。
しかし「自力で何とかした人」こそ見たことは御座いませんが、何らかの方法で状況を何とかした方はこれまでに何人もお見かけしました

ですので、ご質問者様にもそのような「別の方法」をご提案させて頂きたく思います。

不倫が終わる5つの要因


不倫に限った話では御座いませんが、ズブズブの関係を自分の力で終わらせることは不可能で御座います
人間は惰性で生き、馴れ合いを好み、執着をする生き物なのです。

その人間の本能とも呼べる感情に打ち勝ってまで、自分の境遇を変えることが出来る人などこの世にはおりません。
もしかしたら極々わずか存在するかも知れませんが、ご質問者様はまずそうではないのでご安心くださいませ。

それではそんな人間がズブズブの関係から抜け出すためには一体どうすれば良いのでしょうか?
私の経験則では次の6つのパターンが御座います。

「相手の状況変化:相手に何かしらの状況変化があり、別れを切り出される」
「強引な友人:強引な友人が強引に関係を終わらせる」
「出産:子供が生まれる」
「社会的制裁:会社にバレるなど」
「乗り換え:別の相手が見つかる」
「物理的限界:引っ越しなど」
この6つ。

つまり本人の意思と関係なく、何かしらの外圧によってでしかズブズブな関係は終わらないのです。
ですのでご質問者様もこの6つのいずれかの方法で今の状況を終わらせる必要があるでしょう。

「自分で決断して別れを切り出す」なんていう難易度Sランクな方法には期待をしないで下さいませ
そんなことが出来るならこんなに悩んでなどおりません。

未必の故意を、不倫関係に作りだしましょう

日本の裁判では「未必の故意」というものが問題になることが御座います。
最近では煽り運転で「未必の故意」が争点になったので、ご存知の方も多いでしょう。

「未必の故意」というのは簡単に言うと「そうなるかも知れないけど、それならそれでいい」という故意のこと。
例えば殺すつもりで人を轢いたら「故意(確定的故意)」ですが、煽り運転の場合相手が死ぬかどうかは分かりません。

しかし「もしかしたらこの煽りで相手は事故って死ぬかも知れないけど、それならそれでいっか」と考えていた場合「未必の故意」が認められます。

少々分かりにくいかも知れませんが、今回は法律の授業では御座いませんので「そうなったらいいな」くらいの気持ちで悪行を行うこと、とお考え頂ければ幸いです

さて、残念ながら人間は基本的に決断をすることなど出来ません。

特にズブズブの関係を終わらせるなんていう難易度Sランクの決断を下せるのは1万人に1人いるかどうかレベルのハードミッションでしょう。

ですので自分で終わらせるのではなく、人や環境によって終わらせるしか方法はないのです
しかし例えば「不倫相手の奥さんに密告する」というような方法は、事実上「グダグダな関係を終わらせる」という決断と変わりません。

そんな方法など取れるはずもないでしょう。

そこで登場するのが未必の故意。
つまり「関係が終わるかも知れない要素」を作り出し、それを容認しておくのです

例えば非常に極端な例ですが、自分の不倫に関しての手紙を相手の職場近くに置いておくなどの方法があるでしょう。
その手紙をたまたま偶然不倫相手の部下が拾ってそれを社内でばら撒けば関係は終わります。

もちろんこんな方法が成功する可能性はごく僅か。
しかしごく僅かだからこそ「そうなるわけない」と言い訳をして実行することが出来るのです

確かに1つ1つの可能性は1%にも満たない方法かも知れませんが、それをいくつもいくつも行えば確率は100%に限りなく近づきます。

不倫相手が奥さんといるタイミングを狙って通話をかけたり。
不倫相手の友人に意味深なことを言ったり。
彼の財布にラブホのメンバーカードを忍ばせたり。

絶対に別れることが出来る方法を実行することは難しくても、もしかしたら別れることになるかも知れない危うい行為を積み重ねることは決して難しくはありません。

良い意味でも悪い意味でも、自分に期待をしないで下さいませ。
私たちはズブズブな関係を終わらせる決断が出来るほど強い生き物では御座いません。

ですので関係を終わらせる外圧が加わるような未必の故意をばら撒くことで、関係を終わらせることは出来るでしょう。

ラブホの上野

都内某所のラブホスタッフ。 ラブホの上野さん原作・各種コラムの執筆をさせていただいております。

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